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憲武ワールド?

4、5人って、4人なのか、5人なのか、どっちなんだ? それくらい数えられるでしょ? ≫これ

それはそうとして、落選展出品作への中嶋憲武さんのコメント。掌篇小説というんでしょうか。おもしろいです。




by tenki00 | 2010-11-07 08:00 | haiku

ウェス・アンダーソン監督、3つめ

ダージリン急行(2007年)は◎、ザ・ロイヤル・テネンバウムズ(2001年)は△ってことで、どうなんだろう、ウェス・アンダーソン監督? ということだったのですが、DVDで3つめ、観ました。

『天才マックスの世界 Rushmore』(1998年)



ツボりました。

これでウェス・アンダーソンは、2◎、1△。

ラストからタイトルバックにかけて流れるのが、フェイセス「Ooh La La」。この監督、音楽がよくて、この映画もそうなのですが、この曲でトドメ。

しかし『天才マックスの世界』という邦題。「天才」というひとつの解釈をタイトルに入れてしまうのは最悪に近い。




by tenki00 | 2010-11-05 20:00 | pastime

のり子美容室

薔薇ピンクイエローのり子美容室  藤枝一実

大きなガラス越しにピンクの薔薇とイエローの薔薇。どこかに「のり子美容室」と屋号。

なんだか懐かしい幸せが、この句にはある。

懐かしいのは「美容室」という言い方のせいだろう。いまでは「ヘアなんとか」という店名が多い。

ところで、この「のり子美容室」が、まっこと実在であるような気がするのはなぜだろう。「つくった感じ」のしない句なんです。そこにある空気もそのまま一句になったような句。

掲句は句集『小鳥』(2010年・私家版)より。

 

美容室は呼称はどうであれ街にこんなに溢れているのに、句になることはあまりないようだ。だからというわけでも、私も、過去に、「奉行所もパーマ屋もない蝌蚪の国」という不動産屋のような句やら、「踏切のそばにパーマ屋名はカンナ」と、これは十条あたりを散歩しているときにつくった(屋号は「カンナ」ではなかった)。あるいは「パーマ機のゆつくり廻る牡丹雪」みたいな句も。

いずれにしても「パーマ屋」になってしまう。これはこの手の施設と自分とに距離があるからなのかもしれない。

美容室。

この句のなかで使われた「美容室」ということば。

なかなかいい響きですね。




by tenki00 | 2010-11-03 20:00 | haiku

痛み

ハ長調「ハ」には「ハ」の痛みあり  湊 圭史

われわれミュージシャン(笑)にとって、ハ長調は、「痛み」から最も遠い調のような気もする。それでも、その根音の「ハ」にそれなりの「痛み」があるという。格言のように解してはいけないが、「ああ、そうなんだ」と。

音にはそれぞれ痛みがある。納得です。

掲句は『バックストローク』第32号(2010年10月25日)より。




by tenki00 | 2010-11-02 18:00 | haiku

たまご

留守ですねたまご生ませてもらいます  草地豊子

女性がたまごを生むというモチーフはめずらしいものではありませんが、この句、言い方に凄みがあります。この凄みがどこから来るのか、ひとつにはやはり「口調」ということがあるようです。語り口とか、そういうもの。たいせつですね。

掲句は『バックストローク』第32号(2010年10月25日)より。この号・p32には同じ作者の次のような句も並んでいます。

賭博中なのか給水塔なのか  草地豊子

豊川悦司の乳首は黒し八月忌  同

材料は濃いのですが、そのわりに声高に感じない。おもしろいです。

一方、号の巻頭に配された「大花火 永遠という恐ろしさ」(草地豊子)の良さは、自分にはわかりませんでした。【永遠=恐ろしい】はえらく常識的です。語り口も平板です。「大花火」のあしらいがどうであれ。




by tenki00 | 2010-11-01 16:00 | haiku