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「切れ」のことなんですが

「読まれることのない評論」との挑発的な予告のあとに豈weekly第11号に掲載された筑紫磐井氏の評論詩「切れについて」

長い。18000字(アキをカウントせず正味)。

体力知力旺盛な読者のみ選ばれて味読熟読の恩恵にあずかるというわけだろうが、私自身はもちろんそこから軽く落ちこぼれてしまう怠惰な読者。最終行の「俳人は、「切れ」について沈黙しなければならない」に、なあんだ、そんなことなら同感同感、と安心したりしている。

なにかといえば、切れ、切れ、って、日暮里の端切屋じゃないんだから。

「切れ」なるものについて、なんやかやとのたまう俳人さんたちを眺めるとき、冷淡な気持ちにしかなれなかったので、「切れ」の話題がちっとは消えてなくなってくれることには大賛成。

…というのはすこしウソで、冷淡は冷淡なまま、ちょっとまだ自分自身のなかで整理が必要。ただし、これ、もっぱら他人様の俳句を読むときの問題として。


あっ、で、ね、18000字、改行スタイルの詩形式なのは、いわば、体をもって名を伝える、といったところの芸。じつはおもしろく読める局面が多々あり、オススメです。
by tenki00 | 2008-10-31 08:04 | haiku
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