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知らぬまに、こんなことに

Google Street View の話の続き。といって、さしたる話題はない。

十数年前だったか「建造物の肖像権」ということが言われはじめたが、そのへんは、「カメラを構えたら、たまたま映ってしまった」ということで権利侵害を回避できるのだろう。

ヴァーチャル・リアリティ(VR)という語には、すでに黴が生えているっぽいが、いわば「VR2.0」「VR3.0」といった局面に突入したということだろう、Google Earth、Google Street View といったグーグル社の所業は。

なお、グーグルとトヨタが手を組んだら…という話はこちらに↓
http://kawausotei.cocolog-nifty.com/easy/2008/08/post_1588.html

Google Street View、今は静止画の集合体だけど、ライブ・ビューも不可能ではない。

猫髭さんがコメント欄でおっしゃるとおり、「技術に善悪はないから、必要なのは新しい倫理」。

補足すれば、倫理は歴史的・伝統的なものだから、「古い倫理の新しい運用」。しかしながら、私たち(人類)が「倫理」を共有できているとは言い切りにくく、また「運用」は、どうにでも説明ができてしまう。

ということで、技術が世の中に与える巨大な衝撃をコントロールできるほど、人類共有の知性(倫理とその運用)があるとは思えない。「知らぬまに、ああ、こんなことになっていたのね」というしかないのですね。
by tenki00 | 2008-08-15 11:12 | pastime
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