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寿命

とつぜんCDプレーヤーから音が鳴らなくなる。しばらくしたら、また復活もするので、まだ死んではいないが、死期が近いようだ。

故障といえなくもないが、数年前、トレイが動かなくなって(メカニカルなトラブルだろう)、修理に出したとき、各所調整もしてもらったところ、つぎに光学系のトラブルが来たら修理不能(部品がない)との答えをもらっていたので、不治の病がほどなく訪れると覚悟していた。

PHILIPS LHH700は1991年発売で、当時の定価が33万(!)。これを93~94年頃だったか、中古で手に入れた。定価の半額程度だったと記憶しているが、それでも凄い値段だ。買ったその瞬間、私は、おかしかったのだろう。前後不覚。CDプレーヤー1台にその金額。アタマがおかしかったとしか考えられない。

オーディオマニアではないが、イヤホンがダメで、空気を通して音楽を聴くので、やはりある程度の再生機が欲しい。好みの音があって、簡単にいえば、やわらかく、中音域が豊かで、アコースティックなタッチがよく出る音。その好みに、このCDプレーヤーはよく適合した。同時期に買ったスピーカーJamo(デンマーク)のCONCERT-7も、そう。つまり、お気に入りのセットとなったのだ。

CDプレーヤーというのは、使っている人ならわかるように、だいたいが、寿命が短い。すぐに壊れる。うちは、そうとうに使用頻度が高いのだが、このLHH700は、なんと15年以上も動き続けているのだ。

たいしたものだと思う。

アナログレコードを殺したのは、PHILIPS社とSONY社。SONYの製品は壊れやすいことで有名だが、PHILIPS社は、たいしたものではないか?

顔もいい。ちゃらちゃら、きらきら、ぬめぬめ、メタリックメタリックが、オーディオ機全般の傾向だが、LHH700は、ざらざら。

たいしたものだと思う。

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by tenki00 | 2008-06-04 01:54 | pastime
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