「賞」なことども

AQさんのブログに興味深い記事がある。「『賞』な人々」というタイトルがだいいち面白い。記事の中身は、句の引用が多すぎる(AQさん、まじめだなあ)点を除いてずいぶん楽しめる。

俳句の賞というのがいろいろ存在することは知っているが、基本的には興味がないというスタンスである。ところが最近は、そうも言っていられない。まったく無縁なら、「賞?バーカ!」と気取っていられるのだが、たまに参加したりするから(麦の会の新人賞選考やら収穫祭やらも含めてネ)、スタイルを堅持できない。ううむ、中途半端なことよ。

その賞とかなんとかに関して、ひとつ面白い話を聞いた。月天のあるメンバーがある賞をいただいた。そこで根岸グルと祐天寺大将が「月天のメンバーなら受賞は当然だ。喜ぶには値しない」との御言葉を吐かれたという。それを聞いて、大いに笑った。なるほど。私も月天のメンバーなので、心情的には同調したい。しかし、理性としては大いに首をかしげる。

月天はもともと一人一派の無頼。そこが魅力だった。賞やら何やらとは無縁を気取るスタイリッシュな面をこそ誇るべきだろう。したがって、「賞などに応募するか、おい、バカ!」という態度が、私にとっては好ましい。「受賞して当然」という物言いは俳句世間と同じ物差しである。そんなんでどうする?という気がする。

またそれとは別に、事実として、どうなの?それ。客観的判断として、どうなの?それ、という気は、とっても激しくする。月天の皆さんは、私が知らぬ間にそんなにスゴくなってしまわれたのだろうか。

ところで私自身に関しては、なりゆきで俳句の「賞」イベントに参加したりするわけだが、最終的には、先にも述べたごとく、「賞?バーカ!」的な立ち位置の確保をめざしたい。それは当初から一貫して変わらない。

でもまあ、現実にはそうカッコつけてもいられないんだけどね。いろいろと迷いもあるし。ううむ、ううむ、中途半端なことよ。
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by tenki00 | 2005-05-13 01:17 | haiku
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