「インターネット俳句協会」のサイトを拝見して (1)

たいしたことを書くわけではありません。この9月に設立された「インターネット俳句協会」。そのサイトを拝見しての感想です。サイトはこちら⇒http://www.suien.ne.jp/haiku/

前置きを2点。まず、私は「インターネット俳句」をやっているわけではない(「やる」とは、作ったり読んだり催しや集まりに参加したり、という意味)。「俳句」をやっている。これが1点目。

そのうえで自分の俳句遊びにとって、インターネットはきわめて重要と思っている。この発明品、その基盤としての通信環境の整備に感謝している。理由は、これを読んでくださっている人たちと、きっと同様だろう。インターネットによって、いろいろなことが広がった。これが2点目。

さて、「インターネット俳句協会」の話だが、この設立のことを知ったのは、つい先日、とあるブログのリンクによってである(「とある」などと特定を避けた言い方をするのは、私が見たあと、その記事が削除されたからである。そうでなければ、その記事のリンクも含め紹介している)。先日、この協会設立に触れた記事のコメント欄によると、「以前、話題になった」(猫髭さん)とのことだが、私は設立以前のことはまったく知らない。俳句世間に疎いことである。

そういうわけで、「インターネット俳句協会」という名称さえも某ブログではじめて目にし、そのリンクをたどった。で、サイトをざっと拝見した。

拝見したところ、いくつかの、それも決して多くはない「俳句関連サイト」がいっしょになっただけ、のように見えた。

そのように見えるのは、私だけかもしれない。あるいは、見た人すべてが感じることかもしれない。当事者たちさえも、それは感じているのかもしれない。そのへん、どれが当たっているのかはわからない。

もっとも、「少数のサイトが集まって『インターネット俳句協会』を結成したとして、それのどこに問題がある?」という意見もあるだろう。だが、こうもいえる。「協会」と名の付く以上、また「インターネット俳句協会」という、たいそうなネーミングからして、一定以上のカバレッジのようなもの(今回でいえば、多数存在する俳句関連サイトのうち、どの程度と関係を築けているか)が、設立の土台として必要になる。これは一般論。

譬えていえば、東京都大田区の魚銀さんと岐阜県の山田鮮魚店とあと数店がどこかで知り合いになり、「全国さかな屋さん協会」を設立、さあ、みなさん入会してください!と言っても、ちょっと妙な話になる。「インターネット俳句協会」のサイトを拝見すると、その手のことが進行している気がしてしまう。

しかし、実は、こうしたことを中心的に扱いたいわけではない。いわゆる根回しに時間をかけて、いくら広範にカバーし、同意を取り付けたところで、「一部の連携に過ぎない」といった声が出るだろう。要は、「何をするか」だ。そして「何をしようとしているか」である。活動に意義があるなら、当初はこぢんまりスタートして、次第にプレゼンスを高めていけばよい、という考え方を、当事者が持ってしまうこともあるだろう。前者「何をするか」については、これからの成り行きということになるが、後者「何をしようとしているか」については、現時点でも、サイトを拝見してわかることがある。

「伝言板/設立総会報告」というBBS↓に「理事長挨拶」の一文がある。
http://www.play21.jp/bbs/e_haiku/
理事長は五島高資さん。「俳句スクエア」というインターネット上でつながる結社(こういう言い方でいいのかな? あくまで私の理解)の代表。これを読めば、この協会が何をしたいのかがわかるはずだ。

拝読した。

実は、これを読むまでは、この「インターネット俳句協会」について多くを書くつもりはなかった。最初に書いたように、私は「俳句」を楽しんでいるのであって、「インターネット俳句」を楽しんでいるのではない。それが理由の1つ。つまり、関心がなかった。また、トップページをざっと拝見して、すでに書いたように、この名称を名乗るにはすこしばかり不具合な「妙な空気」を感じたものの、そうした「俳句世間」のことと自分(および、このブログやら)はまったく無関係である。どうでもいい話である。それも理由の1つ。

ところが、この「理事長挨拶」は、取り上げておこうかという気になった。感想を書いておく気になったのだ。

(つづく)
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by tenki00 | 2006-09-07 22:17 | haiku
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