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訪問者

ブログにせよ、ホームページにせよ、どんな人が覗いているのか。それには窺い知れぬところがあって、結局はわからないのだが、ひとつ不思議なことは、もう使わなくなった旧ブログのカウンターが毎日10から30をカウントしつづけていることだ。

といっても、10人から30人が訪れるという意味ではない。重複して数える。訪問者の数(ユニークユーザー数)はそれよりも少ない。ここでざっくりカウンターのしくみ(詳しいわけじゃない、シロウトの認識の範囲)。

1) アクセスごとに増えるタイプ。1人(1PC)が連続して何度訪問(更新)しても数字(延べ訪問数=ビジット)が増えていく。いわば玄関の足跡を数えるようなもの。多くのHP、掲示板(BBS)のカウンターがこのタイプ。
2) 1人(1PC)から連続でなければカウント(上記)。teacupブログがこのタイプ。
3) 1人(1PC)から一定期間(1日間)内にアクセスすると1カウント。同一PCからの複数訪問をカウントしない(ユニークユーザー)。

同じ訪問状態で、1)が最も数字が多くなる。次が2)。teacup(2タイプ)からexcite(3タイプ)に移ったときの経験上、2)は3)の1.5~3倍といったところか。1)の割り増し率は想像がつかない。2倍から、ヘタすると5倍以上とも推測される。

以上、間違っているところは、界隈のIT系俳人が訂正してくれるだろう。

さて、話を戻すと、1年以上も空き家状態の旧ブログ(tecup)に、どんな人が訪れているのか。アクセス解析をしてみた(teacupブログにはそんな機能があるのだ。このexciteブログにはない)。

すると、アクセスのおよそ5割が検索サイトからのものだった(あとはこの現ブログ「俳句的日常」からのアクセスが多い)。どんな語を検索したかもわかる。今週の1位は「旧漢字」。といっても、この語で検索をかけても、このブログがヒット結果として掲載されるのは限りなく下位。おそらく「俳句」などの語とクロス検索した結果だろう。試しに、yahoo(ここからが一番多い)で「俳句 旧漢字」でクロス検索してみると、なんと最上位。ちなみに、変わった検索語では、「日本一品揃え」(2件)、「定食」(2件)、「田島健一」(1件)。わけがわかるような、わからんような。

こうした検索によるアクセスは、お目当ての記事でない場合、一瞬で立ち去るわけだから、「読者」とは言えない。このことを考慮すると、インターネット一般、アクセス(訪問者)に占める「読者」の割合はきわめて低いということがいえる。サイトにもよるが、実読率(造語)は、平気で1割を切ること(例えば100のユニークユーザー数があって、読むのは10人以下)さえあるはずだ。しかしながら、幸い、このブログの読者数はゼロではないと信じることができるうちは、このまま続いていくのだろう。

さて、今日の10句ざんす。100題100句・夏の別館から041:本-050:首

麦笛のあれやこれやを本で読む
よぢれつつ水着の干され昼の月
金魚屋の屋根の上なるモノレール
蝦蛄食つて心さびしくなりにけり
甕に蓋かためてありぬ熱帯夜
明け易し尾翼に赤き丸を描き
シーソーのそばで拾ひし蝉の殻
箱庭に月がのぼりて音もなし
腕時計した方の手に白団扇
夕凪や犬の首輪の赤や黄や
by tenki00 | 2006-08-03 22:15 | pastime
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