三月某日。
亀戸天満宮へ、いわゆる吟行。ただし、散歩をご一緒させていただくだけで、おいとま、句会には参加せず、二次会でまた合流、という、私にとっては至福のゴールデンコース。
雲を撮ったのですが、うまい絵にならず。
梅は一部咲きくらい。
東京スカイツリーをバックにおさめるという、バリバリの観光アングル。
天満宮の屋根といっしょだと、仏舎利塔みたいです。
東京スカイツリーは、見栄えがまったくかわいくない。ひとことでいうと、ダメな塔です。これが出来て、東京タワーがいかにキュートか、再認識できました。
錦糸町へ向かう途中の運河。
つかのま、会話は「ブラタモリ」ごっこになります。
錦糸町は、すこし見ないあいだに一変していました。大きなビルが建ち、あの、俳味豊かな猥雑な感じは薄れてしまいました。こうして街が壊れていきます。
夜は、鶯谷駅前の「のんべえ」とかいう店に、前途洋々たる若者をひとり伴って合流。「キミがこれから社会に出て、日のあたる道を歩んでいくなか、絶対に出会えない人たちがここに並んでいる。世の中の役に立てず、俳句にうつつを抜かしている、ゴミのような連中だ、私を筆頭に。いまのうちに、よーく見ておきなさい」と伝える。有為の若者は、存外楽しそうに一夜を過ごしておりました。
●