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けむリンク4

承前・けむリンク3(紙媒体)
承前・けむリンク2
承前・けむリンク
『けむり』の造本


(ウェブ)

五十嵐秀彦さん:2011年の句集を読む(週刊俳句・第245号)

堀本吟さん:「重くれ」か「軽み」か~西原天気句集『けむり』を読む(週刊俳句・第247号)


(紙媒体)

追加■『小熊座』2012年2月号 津高里永子さん「星雲観測 近刊句集観賞」で取り上げていただきました。

追加■『都市』2012年2月号 栗山心さん「俳句月評」で取り上げていただきました。

『大(ひろ)』vol.20 境野大波さん「愛読・耽読・心読」で『けむり』を取り上げていただきました。

『連衆』vol.62 谷口慎也さん「受贈句集評」で取り上げていただきました。

『軸』2012年2月号 表ひろさん「新刊紹介」に取り上げていただきました。

毎日新聞(2012年1月29日)で、岸本尚毅さんに取り上げていただきました。
俳句月評:伝統と新風=岸本尚毅
http://mainichi.jp/enta/art/news/20120129ddm014070022000c.html

※リンク先の記事はしばらくして消えてしまうので、下記に再掲。

 俳句は、時々の新風を加えることで多様性を増し、ひいては伝統の厚みを増してきた。

 「抱へて遺骨の祖母燥(はしゃ)ぎつつバス待つ春」は関悦史句集『六十億本の回転する曲がつた棒』(邑書林)より。「納骨。故人の望む先へ分骨のため半量分の骨壺を抱いて小旅行」との前書きがある。遺骨が「燥ぎつつ」というところに強烈な俳を感じる。「永き日の家のかけらを掃きにけり」は震災詠。「カフカかの虫の遊びをせむといふ」のように虚に遊ぶ句もある。関悦史の句業は体験や想念の一切を俳句に詠もうとする力業である。

 「蓮ひらく下にたつぷり暗い水」「蛸壺に春は名のみの蛸ふたつ」は西原天気句集『けむり』(西田書店)より。軽妙自在であり、伝統的な俳句形式を換骨奪胎しつつ自分の世界に読者を誘い込む。

 以上のように果敢に新風を試みる人々がいて、それと同時代に伝統を墨守する人々もいる。それが変わらぬ俳句の姿である。後者の一例が岩岡中正句集『夏薊(なつあざみ)』(ふらんす堂)である。「夏霧に月の如(ごと)くに日の出かな」は湯布院を幽玄に詠う。「真直ぐに蟻の道いま餓ゑてをり」は洞察を伴った写実。また『大輪靖宏句集』(日本伝統俳句協会)は「殺される女のニュース近松忌」「蛇穴を出ればいまだに不況なり」の如く、現代を諷詠する。

 現在の伝統が往時の革新であったことを顧みるには正岡子規を思えばよい。『子規に学ぶ俳句365日』(草思社)は子規の再発見・再評価の試みである。子規の「蛇逃げて山静かなり百合の花」という句を「不安と美がせめぎ合い、緊張感漂う一句」(上田信治)と評するなど、朴直な子規の写生句は今日の読者にとっても十分に新鮮である。(きしもと・なおき=俳人)


以上、誠にありがとうございます。


by tenki00 | 2012-02-16 20:00 | tenki-ku
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