西部劇はずいぶんと少なくなったようですが(アメリカ映画の話です)。これには先住民(ネイティブ・アメリカン)問題も絡んでいるのでしょう。
それでも、たまに、素晴らしい西部劇映画があります。
『許されざる者』(1992年/クリント・イーストウッド監督)
で、すこし時間が飛んで、
『3時10分、決断のとき』(2007年/ジェームズ・マンゴールド監督)
『トゥルー・グリット』(2010年/コーエン兄弟監督)
いずれも正統的な西部劇の骨格をもっていて、「ああ、やっぱりアメリカ映画は西部劇だよなあ」と、上記、先住民問題のいわゆるポリティカル・コレクトネスうんぬんも忘れ、爽快感が味わえて、しかも、古臭くない。
で、この3つ、いずれも、子どもが重要に絡んでくるのですが、もうひとつ、古い西部劇映画のリメイクという点でも共通しています。
黄金期に原典をもとめる、というのは、かなり有効な手なのかもしれません。そういえば、日本でも、『十三人の刺客』(2010年/三池崇史監督)は、なかなかに面白かったのでした。
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