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不足と過剰

ちょっと変わった席題(テーマ詠)の句会に行ってきた。「要素が多い句」「要素が少ない句」をそれぞれ5句ずつ持ち寄る。俳句というのはだいたい2つの要素で構成するのが収まりがいい。そうではなく、ということだから、ふだんとはかなり調子を変えないといけない。

要素が少ないということは、1つの要素。一物仕立てにしても、要素は2つということが多いので、これは大変です。

   そこはそれいろいろありまして鯨

要素を盛り込まないぶん、おしゃべりで残りの音数を埋めた感じ。


一方、要素の多い句は、手順としては、ひとまずの構成に何かを足す、という、こちらはいささか安易な手順で、

  夕さりのくぢらが煮えて人の妻

人妻とか未亡人とか入れておけば、くどくなるし、よかろうと。

ただ、これ、要素が2つともとれるので、とりあえず多いぞ、という作りで、

  とある日の海鼠・地図・雲・耳・振り子


いつもとは違った趣向というのもよいものです。作る本人はそこそこ楽しめました。


by tenki00 | 2011-11-27 08:43 | haiku
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