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利己と利他

利己と利他の問題というのがあるわけでして、
人というのは、意外なことに、ずいぶん「人がいい」ものです。/ついつい、人は、他の誰かを喜ばせるために(あるいは、人と喜び合うために)生きてしまう。群れなす猿から生まれた私たちは、たぶん、そういうふうにできている。 
『週刊俳句』第229号・後記(上田信治)

ありゃま、これは、信治さん、モテモテだな、と。「いい人」キャラ、ますます定着?

でも、人って、利己と利他を使い分けている、というのが実際のところではなかろうか。そんなふうに考えるのは性格が悪いから?


ま、それはそれとして、俳句。

これ、不思議なもので、他人や自分が、どういうつもりで俳句をやっているのか、皆目わからないというところがある。「おもしろいから」という、身も蓋もない理由を除いては、さしたる理由が想像ができない。自分についてよくわからないので、他人ならなおさらです。

(自分の場合、なりゆき、というのが、わりあい当たってます。こころざし、というものをまったく持ち合わせなくて、ほんと申し訳ないことです)

先の記事の信治さんのように「誰かを喜ばせるため」と言い切れるかと自問すると、自信たっぷりにイエスとは言えない。けれども、そういう部分がまったくないかというと、そうでもない。まあ、誰かと遊んでいて、何かおもしろいことを言って、人が笑うのを見るのは愉しいわな、と、その程度なら、そうは言えるかもしれない。俳句をつくるのは、どうも、その程度のこととしておいたほうがいいようなのですね。

ただ、そうなると、俳句じゃない軽口のほうが笑えるよなあ、ということにもなり、困ってしまいますが、そこはそれ、笑わせるだけがサービスじゃないと思えば、俳句するときの気持ちが軽くなります。それにまた、定型というものがもたらすおもしろさは、格別だったりもするのですから。


by tenki00 | 2011-09-14 12:00 | haiku
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