コメントをつけた。
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「ゴルディアスの結び目」50句は週刊俳句・落選展2010への出品作。
応募作というもの、(何人かの目による)選考を待っているものだが、「ゴルディアスの結び目」は、作者の意図は知らないが、そうではない。批評を待っている作品だと思う。
私の短いコメントが批評だと豪語するつもりはないが、「選考を待つ作品」と「批評を待つ作品」とは、違う。
ところで、『新撰21』という若手俳人を21人集めたアンソロジーを最近になって読み返してみて、関悦史を含めた幾人かの俳人は、俳句のナントカ賞(例えば、件の落選展の対象である角川俳句賞)の地点にはいないと感じた。レベルとかそういう卑近なことではない。選考を待つものか、批評を待つものかという違い。
関悦史の句については、コメントに書いたことを出発点して、いつかまとめて書いてみたいが、力の及ばぬことではあろう。いろいろな書き手のさまざまな批評を読んでみたい(『視線21』所収の湊圭史による論評は示唆に満ちているが、1ページと短い)。
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