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作者の内面

いまさらですが、感情・信条の吐露と俳句の問題。

これは、いちめん、じつにシンプル。私(読者)は、あなた(作者)の感情・信条(言い換えれば内面)にまったく興味がない。だから、それ(内面)を詠まれても、困る。というか、反応できない。

ただし、よほど怪物的にユニーク内面は、この限りではない。興味がある。ところが、俳句で感情・信条を吐露せんとする人たちの内面は、ほぼ例外なく、怪物的でもユニークでもない。「誰もが心当たりのある」「どこにでもある」内面なのだ。

この「内面」には、「感動」や「性欲」といった、作者本人にとっては特別で、ドラマチックな、しかし読者にとってはおなじみの、平凡な、情動の一様相も含まれる。

したこと、食べたもの、行ったところの報告のほうが、まだしも。

これは、もちろんのこと、わたし個人の趣味嗜好というだけ。
by tenki00 | 2010-01-29 12:00 | haiku
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