から、きりたんぽと比内鶏が届いた。
由季氏の生徒さんが故郷の大館に帰り、そこから送ってくれたのだ。由季氏の両親を招いて、四人できりたんぽ鍋を食す。きりたんぽは、こちらで買うとのはまるっきり違う。お米が違うのか手作りはやはり違うのか。まず鍋に入るまえから香りが違う。食すると違う。比内鶏もそのお出汁も絶句するくらいに旨い。
昼間は、私の母から贈り物が届いた。大館曲げわっぱの米櫃である。配送のダンボールを開けたとたんに、(曲げわっぱはまだ箱に入っているにもかかわらず)杉の香りが広がる。
大館には、由季氏も私も行ったことはないが、偶然にも、幸せに大館だらけの土曜日となったのであった。