<   2012年 02月 ( 17 )   > この月の画像一覧

横浜

遅々とでも、春に来てもらわんとなあ、という感じです。まあ、待ってれば来るんでしょうが。

  横浜や蝶来て汽笛発つところ  仲寒蟬

大阪に生まれ、長野県に暮らす作者にとって、横浜は、旅先、異国かもしれません。輝くような春の訪れ。


掲句は仲寒蟬句集『海市郵便』(2004年7月/邑書林)より。ほかに春の句を何句か。

  しやぼん玉三千世界うらがへし

  高層を並べ海市といふ風情

  永き日を使ひきつたる郵便夫



[PR]
by tenki00 | 2012-02-29 20:00 | haiku-manyuuki

取り分ける

もう2月も終わるというのに、寒い日、ありますね。

  湯豆腐を取り分けてゐて何か嬉し  小沢麻結

取り分けてもらうほうの嬉しさはともかくとして(もちろんあるとして)、取り分けるそのことそのものが「嬉し」。こんなふうにみんなで食事できるのが、いいんです。

このあいだの句会のときにも誰かがおっしゃいましたよ。「大勢で食べるから美味しいんだよね。ひとりで食べてもねえ」。

「いや、大勢じゃなくて二人で食べても美味しいよ」と憎まれ口を叩きましたが、じつに、正しいのです、大勢で食べると愉しい。


掲句は小沢麻結句集『雪螢』(2008年7月/ふらんす堂)より。ほかに何句か気ままに。

  風車ケーブルカーに飾りたし

  腕時計ひんやり仕事始めかな

  春水を出でてあしかの髭煌めく

  名月やマクドナルドのMの上

  ヒヤシンス月の光を吸つてをり



[PR]
by tenki00 | 2012-02-28 20:00 | haiku-manyuuki

まだかわいかった頃

スピカの座談会(上田信治さんといっしょにお邪魔している)
http://spica819.main.jp/yomiau

ピー(猫)がやたら目立っている

ということで、ピーがまだかわいかった頃の写真。
d0022722_17292213.jpg
d0022722_1729359.jpg

[PR]
by tenki00 | 2012-02-26 10:00 | pastime

聞き比べ:嘘は罪

そのまま眠ってしまいそうな、ジ・インク・スポッツの「It's a Sin to Tell a Lie」。途中(1分11秒~)、語りになります。




スティーヴ・グッドマン。




スティーヴ・グッドマンのレコード版(スタジオ録音版)。のほほん感が薄まり、スゲエ!感、スィング感が増す。


[PR]
by tenki00 | 2012-02-25 19:00 | pastime

いのうえと玉葱

このところの俳句世間の流行キーワードは、

いのうえ



玉葱」。


さて、明日は句会です。梅はまだっぽい。


[PR]
by tenki00 | 2012-02-25 10:00 | haiku

エタ・ジェームズ逝く

エタ・ジェームズが先月、2012年1月20日に亡くなったことを知ったのは、最近になってから。

たくさんアルバムを出している人で、たくさん持っているなかでいちばん好きなのが、「ディープ・イン・ザ・ナイト」。1978年に出たアルバムで、これを最初に聞き、惚れ込んで、遡って聞いていった。



合掌。
[PR]
by tenki00 | 2012-02-21 20:00 | pastime

くにたち句会2月のお知らせ

2012年2月26日(日) 14:00

JR谷保駅(南武線) 改札前に集合
 ※JRだと立川駅で、南武線に乗り換え
 ※京王線だと分倍河原駅で南武線に乗り換え

谷保天満宮で梅を見て、ちょっと散歩。


[PR]
by tenki00 | 2012-02-19 10:50 | etc

映画勝負・第5番 女スパイvs女教師


ヘヴン (トム・ティクヴァ監督/2002年)

右 勝
ソルト (フィリップ・ノイス監督/2010年)


タイトル3文字対決。

ヘヴン」はケイト・ブランシェット扮する女教師が、大企業の社長(実はヤクで稼いでいる)を狙って爆弾を仕掛けるが、間違って罪のない市民が死んでしまう。捕まった女教師に心惹かれるのが取り調べに同席する若い憲兵。後半は2人の逃避行。

ソルト」は、主人公の女スパイ(アンジェリーナ・ジョリー)が大活躍する活劇。

ケイト・ブランシェットはかなり好きです。とりわけ「コーヒー&シガレッツ」(ジム・ジャームッシュ)の一人二役。アンジェリーナ・ジョリーはあんまり興味ない。

ソルトは、退屈せずに観られました。どうってことはないのですが。

ヘヴンは、イタリアの田園景色がすばらしく美しい。でも、男女の道行めいた逃避行というのが、なんだか苦手で、いい映画だとは思うのですが、後半はちょっと…。

で、「ソルト」の勝ち。


[PR]
by tenki00 | 2012-02-18 13:16 | pastime

けむり=くすり

その人がちょっと調子の悪いときに読んでもらって少し良くなる、ということであれば、句集にとって、とてもうれしいことです。

https://twitter.com/#!/poemor/status/168873446405701632

https://twitter.com/#!/satositter/status/170028433101963264

ツイッター上で反応(レス)するのは照れるので、ここに。

  風邪薬けむりのごとく白湯に溶け  10key


[PR]
by tenki00 | 2012-02-17 00:56 | haiku

けむリンク4

承前・けむリンク3(紙媒体)
承前・けむリンク2
承前・けむリンク
『けむり』の造本


(ウェブ)

五十嵐秀彦さん:2011年の句集を読む(週刊俳句・第245号)

堀本吟さん:「重くれ」か「軽み」か~西原天気句集『けむり』を読む(週刊俳句・第247号)


(紙媒体)

追加■『小熊座』2012年2月号 津高里永子さん「星雲観測 近刊句集観賞」で取り上げていただきました。

追加■『都市』2012年2月号 栗山心さん「俳句月評」で取り上げていただきました。

『大(ひろ)』vol.20 境野大波さん「愛読・耽読・心読」で『けむり』を取り上げていただきました。

『連衆』vol.62 谷口慎也さん「受贈句集評」で取り上げていただきました。

『軸』2012年2月号 表ひろさん「新刊紹介」に取り上げていただきました。

毎日新聞(2012年1月29日)で、岸本尚毅さんに取り上げていただきました。
俳句月評:伝統と新風=岸本尚毅
http://mainichi.jp/enta/art/news/20120129ddm014070022000c.html

※リンク先の記事はしばらくして消えてしまうので、下記に再掲。

 俳句は、時々の新風を加えることで多様性を増し、ひいては伝統の厚みを増してきた。

 「抱へて遺骨の祖母燥(はしゃ)ぎつつバス待つ春」は関悦史句集『六十億本の回転する曲がつた棒』(邑書林)より。「納骨。故人の望む先へ分骨のため半量分の骨壺を抱いて小旅行」との前書きがある。遺骨が「燥ぎつつ」というところに強烈な俳を感じる。「永き日の家のかけらを掃きにけり」は震災詠。「カフカかの虫の遊びをせむといふ」のように虚に遊ぶ句もある。関悦史の句業は体験や想念の一切を俳句に詠もうとする力業である。

 「蓮ひらく下にたつぷり暗い水」「蛸壺に春は名のみの蛸ふたつ」は西原天気句集『けむり』(西田書店)より。軽妙自在であり、伝統的な俳句形式を換骨奪胎しつつ自分の世界に読者を誘い込む。

 以上のように果敢に新風を試みる人々がいて、それと同時代に伝統を墨守する人々もいる。それが変わらぬ俳句の姿である。後者の一例が岩岡中正句集『夏薊(なつあざみ)』(ふらんす堂)である。「夏霧に月の如(ごと)くに日の出かな」は湯布院を幽玄に詠う。「真直ぐに蟻の道いま餓ゑてをり」は洞察を伴った写実。また『大輪靖宏句集』(日本伝統俳句協会)は「殺される女のニュース近松忌」「蛇穴を出ればいまだに不況なり」の如く、現代を諷詠する。

 現在の伝統が往時の革新であったことを顧みるには正岡子規を思えばよい。『子規に学ぶ俳句365日』(草思社)は子規の再発見・再評価の試みである。子規の「蛇逃げて山静かなり百合の花」という句を「不安と美がせめぎ合い、緊張感漂う一句」(上田信治)と評するなど、朴直な子規の写生句は今日の読者にとっても十分に新鮮である。(きしもと・なおき=俳人)


以上、誠にありがとうございます。


[PR]
by tenki00 | 2012-02-16 20:00 | tenki-ku