<   2011年 10月 ( 22 )   > この月の画像一覧

新しさ

覚え書き程度になるけれど。

藤田哲史 流跡を辿る行為:週刊俳句

山田耕司 「円錐」をめぐる弁護的小文、もしくは「新しさ」をめぐる我田引水的考察。:詩客

2011年10月9日の「円錐」創刊20周年記念シンポジウムには、私もでかけた。

ひとつ、あえて、すこしワキをかすめるようなことを。

「新しさ」そのものには、価値がない。というのが私の捉え方。

それが「悦ばしき新しさ」かどうか。それが、問題。



悦ばしくもない新しさ。

悦ばしい「あいも変わらなさ」あるいは悦ばしい「古さ」。

この二者なら、迷わず、後者をとる。


[PR]
by tenki00 | 2011-10-28 22:40 | haiku

句会中止のお知らせ

すみません。

10月30日(日)のくにたち句会、中止にさせてください。

11月はきっとやります。




[PR]
by tenki00 | 2011-10-26 19:44 | etc

『けむり』の造本

手に取られた方はご存じのように、句集『けむり』の造本は、とても変わっています。

背表紙がなく(実は表紙もないのすが)、16頁ずつの束(つか)の折がむきだしになっています。これ、和綴に見えるかもしれませんが、そうではなくて、上製本(硬い表紙とかのやつね)の中身、と考えていただけばよいかと思います。

紙の束を糊で合わせて、さらに硬い紙(表紙・背表紙・裏表紙)で挟み込む。背表紙と束のあいだは「花ぎれ」という布が介在しています。紙の束を挟み込むので、ノド(見開きの中央部分)がたわむ。

ところが『けむり』には表紙も背表紙おないので、パカっと開きます。16頁のまんなかの見開きは、糸が見えたりする。この糸、ふつうは見えませんから、白。でも、「見えるんだから」ということでグリーンの糸を選んでいただきました。

説明すると、ややこしいけれど、つまり筋肉に皮膚がなくて、腰巻(本の帯)が付いているという感じでしょうか。

この帯は、なんなら、はずしていただくのもよいですね。



この造本のアイデアは、西田書店のヒダカさんから出たもの。ヒダカさんに感謝です。

はい、西田書店のリンクです。感謝のしるし。
西田書店のページ:購入の場合はこちらから


原稿があがって、さて、本にしようということで、装幀の六番町姐さん(「はがきハイク」の相方)とヒダカさんと3人で何度か打ち合わせました。当初は「ふつう」の本という外観でしたが、「自費出版なんだから、書店で流通しているような外観ではなく」という私の希望を聞いたヒダカさんが、「それじゃ、こんなのは?」と出してくれたアイデアなのでした。で、それを、六番町姐さんが仕上げてくれた、というわけです。

で、人から言われて気づいたのですが、「あとがき」の日付が、なんと「6月」。10月に出る本としては早すぎる。これ、事実、あとがきを書いたのが6月。

こう書くと、ずいぶん、練り上げられた造本、装幀、みたいに聞こえるかもしれませんが、打ち合わせは数度、決まるまでがのんびりしていただけで。

ちなみに句稿は、6月どころか、今年の2月あたりにほぼまとまり、栞文の依頼も済ましていました。そこに、あの「3.11」です。句集どころじゃないだろ、ということで凍結に入ったわけです。

まあ、そんなこんなで。



『けむり』は、表紙~背表紙がないので、おそらく強度はないです(だから、書店などの流通には乗らない)。そのうち束ごとにバラバラになってしまうかもしれません。

まあ、それも良し、と。

六番町姐さんによれば、「バラバラどころか、一定時間が過ぎたら、煙になって消えてしまう仕掛けをほどこした」とのこと。「スパイ大作戦」の冒頭かよ!

実際どうなるかは知りませんが、それは素敵な仕掛けだ、と思いますよ。

吹けば飛ぶような句、読んでくださる方の目の前から数秒で消えてしまうような句、が、著者(私)の狙いですから。



[PR]
by tenki00 | 2011-10-24 19:00 | etc

くにたち句会(10月)のお知らせ

10月30日(日) 14:00 JR国立駅南口
句会場所:キャットフィッシュ(予定)

10題程度の席題。よろしければ句会後の飲食も。

初めての方も久しぶりの方もご常連さんも、よろしくどうぞ。


[PR]
by tenki00 | 2011-10-22 10:55 | etc

だめジャケ

これはひどい。
d0022722_142530.jpg


ロニー・レーンとスティーヴ・マリオットによる「マジック・ミジッツ」

どうやったら、こんなイラストが出来上がって、誰が、これにOKを出したのか。不思議。

音は、それほどダメじゃなくて、シブいんです(↓↓↓)。ロニー・レーンはいろいろな人と2人共同のアルバムを作ってるんですが、なかではピート・タウンゼントとの「ラフ・ミックス」が好きです。


[PR]
by tenki00 | 2011-10-16 21:00 | pastime

けむり

Smoke From a Distant Fire by Sanford Townsend Band


『けむり』という句集をつくりました。西田書店・2011年10月刊

「はがきハイク」をお送りしている人や知っている人、週俳でお世話になった方々に、住所録などでお送りしましたが、お送りできていないところも多々。ご興味の方は、ご連絡ください(≫tenki.saibara@gmail.com

【追記】 ≫西田書店のページ:購入の場合はこちらから


[PR]
by tenki00 | 2011-10-14 12:00 | tenki-ku

聞き比べ Move On Up

本格ソウル↓↓↓



世の中なめきってる感、横溢↓↓↓ 



どちらもステキです。


[PR]
by tenki00 | 2011-10-13 12:00 | pastime

聞き比べ・見比べ I Got You Babe

オリジナルとカヴァー。





4人とも、ルックスが凄すぎます。ステキすぎます。


[PR]
by tenki00 | 2011-10-12 22:52 | pastime

カップル句 盆梅

作者の意図によらずデュエットしているような句を見つける。これ、前にもやった

読者が勝手にやっちまうカップリングと呼ぶのもいいと思う。カップル句。

  口閉ぢてアントニオ猪木盆梅へ  関悦史

  盆梅はインドのやうな響きにて  東人

前者・ 『新撰21』(2010年1月・邑書林)所収 後者・『月天』第11号(2011年10月)所収

アントニオ猪木の「ボンバイエ」は、ブラジルっぽいなと、なんとなく思っていましたが、コンゴ民主共和国のリンガラ語が語源。「奴を殺せ」という意味なんだそうです。

しかし、まあ、「盆梅へ」とは、また、なんと安易で、だからこそワンダフルな語呂合わせでしょうか。こういうバカバカしさには文句なしに惚れてしまいます。

一方、盆梅は、インドの響き。ボンベイ? ムンバイ? こちらも負けず劣らず、素晴らしい安易さ、極上のバカバカしさです。


むずかしそうな顔をせず、すらっとバカを言う。これは、成熟した作家のひとつのパターンですね。


[PR]
by tenki00 | 2011-10-12 12:00 | haiku-manyuuki

となりの芝生

俳句をやってると、となりの芝生が枯れているように思っちゃうときがあるんですね。

おまけに、犬の糞とかもころがっていて、それを踏んだりしたら、とってもめんどう。

でも、となりはとなりで、芝は青いし、「やーい、犬の糞、踏んでるー」と他人を囃し立ててる人の足下を見ると、あらあら、べっちゃり、いままさに糞を踏んでる最中だったりする。



先日、句会のあとに、「いったい、どこの句会がいちばん面白いんだろうねえ」と話を振った人がいて、みんな、「さあ、どこだろう?」てな顔になったわけです。

おい! お世辞でも、歯が浮いてもいいから、「ここがいちばん」って言えよ、と思いましたが、考えてみると、自分が座ってるところを、最上ではなくても、まあ、上か、松竹梅の松くらいに思わないといけないではないか、と。「だから、ここにいるんでしょ」「そうじゃなければ、違うとことを探せばいい」という話です。あるいは、そのような場にしていく。

で、それが、みんなそれぞれ、ある程度できてるんだと思いますよ。だから、俳句を続けてるわけでね。



ここは、気持ちよく俳句を遊べる、と自分で思う。そのとき、他人様もまた同じように、「そこ」についてに「ここは気持ちいい」と思ってる。

「ここだけが気持ちいいよ」と言われても、「え、そうなの? ここも気持ちいいんだけど?」と答えるしかないのですね。


(このこと、例のユリイカ・俳句特集の話とやんはり繋がってしまうかもしれませんが、むしろ、俳句を楽しむときの一般論として考えていることなのです) 


[PR]
by tenki00 | 2011-10-11 12:42 | haiku