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何かを読むとき

何かを読むとき、自分は何を読もうとしているのだろうと、原初的なことをふと考えた。言い換えれば、何をもって、おもしろいと感じたり、そうでなかったりするのだろう、と。

すると、あたりまえのことが浮かんでくる。

1) 材料と加工法

素材選びと調理法とも。何をどう書くのか。

2) 筆致・口調

語り口。歌や詩のたぐい(俳句を含む)なら調べ・韻律という要素。

3) 思想

というと大袈裟で堅苦しいが、そんなものではなく、書く主体のありかた、世界と向き合う姿勢。


こうしてみると、例えば、俳句と川柳の区別など、あまり必要がなく、ほかの文芸との区別も、自分にとって、さして問題にならない。もっと言えば、音楽や写真、絵画も。


例えば、あるジャンルが好きとか嫌いとかという言い方を目にすることがあるが、これよくわからない。好きな音楽とそうじゃない音楽があって、好きな俳句とそうじゃない俳句がある、というだけ。けれども、その「好き」ということには、原初的で当然すぎることではあっても、自分なりの理由があるのですね。


しかし、こういう人は、例えば、俳句について何かを言うとき、あまり役に立たない人だと思う。「俳句というのは…」という枠組みをもって語れる人のほうが都合がいいのだろう。

でも、まあ、他人のために何かを読むわけではないから。書いてあるもの、それから、自分。このふたつのために読んでいるのだろう。だから、これはこれでよしとしなければ。




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by tenki00 | 2011-04-24 12:45 | haiku

ユビュつながり



ヴォーカルの人、デヴィッド・トーマス。アホなオッチャン、という感じで、きらいじゃありません。




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by tenki00 | 2011-04-19 22:44 | pastime

乱父とユビュ親爺

鴇田智哉の12回連載「俳句とは何だろう 俳句における時間」。この後半近くに「乱父(らんぷ)」という人物が登場する。鴇田智哉の化身なのか、実験上のキャラクターなのか、それはともかくとして。

この「乱父」という人を知って以来、私のなかでは、ユビュ親爺(アルフレッド・ジャリ)と、どうにもこうにも強くつながってしまっている(参考までにユビュについてのwikipedia。簡単な説明しかない。適当にググってください)。

なぜなんだろうと思い返してみると、最終回の乱父との対話よりもむしろ、乱父名義の俳句による連想であるらしい。

  客席で歯ごたへのあるお味見を  乱父(以下同)

  うまい蒸しパンがらんとした踏切

  吊るす神様ストレスとれる鼻とれる

  C82イエローQ 箱になるなら東向き

  ここはここでも西瓜の水びたしだよ

ユビュ王は部分的に読んだようなないような。きわめて心許ない記憶。が、それはそれとして、らんぷ親爺が上記のような俳句を口走り続ける「不条理劇w」というのは、あり得るのではないか、などと。

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ホアン・ミロのユビュ。こっちのほうが「らんぷ親爺」のイメージに近い(私の中で、という話ですが)
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by tenki00 | 2011-04-19 18:00 | haiku

ヒヤシンス

幸福とか不幸とか、そんなにはっきりとシロクロつけられるものでもないし、いま幸福か不幸かと訊かれてもどちらと答えることはできず、そもそも幸福とか不幸というのは気の持ちようでもあるし、例えば、他人にとってはどうでもいいようなことにも幸福は見つけられるし、けれどもそれは不幸と思い悩み続けてはいらないことからくる自己防衛のようでもあるし、と、幸・不幸は、現実的にも物語的にも、いかにもふわっとして、ぐにゃぐにゃした、形の定まらないないものとして、腰のあたりだか、後頭部だか、どこかにぶら下がっているものだ。いや、しかし…

   ヒヤシンスしあわせがどうしても要る  福田若之 (週刊俳句・第208号

「しあわせ」はもっとはっきりと希求されていいものかもしれない。この句を読んで、そう思った。

いつのまにかふわふわぐんにゃりしてしまっただけで、本来は、かりこりとして確かな、それこそ手に握りしめたり胸にかき抱いたりできる、だからと言ってけっして物質的なものではない、何か、だったのかもしれない。

「どうしても?」
「そう。どうしても」

この句の願いは、欲望というものではない。欲望とは、まあいわば生物的なものだろう。それとは違う。なんなのだろう、このかなしいほどの切実さは。


ヒヤシンスの力(ちから)なのか。ヒヤシンス力(りょく)? 俳句業界用語的に、季語の働きやら作用、なんて言いたくないが。




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by tenki00 | 2011-04-18 11:00 | haiku-manyuuki

ライトヴァースな俳句

…といえば、この句を思う。

  ひよこ売りについてゆきたいあたたかい  こしのゆみこ


週刊俳句・第208号には、「傘 Karakasa vol.2」のライトヴァース特集に触れた記事が2つ。

「傘 Karakasa vol.2」はとてもおもしろかった。その一方、言及する俳句の対象という点で、周りを見渡したその風景の中から「ライトヴァー的な句」を拾って論じた感。どこかにもっと何かを探しに出かけてもいいよね、という感じ。

だからだろうか、各論よりむしろ総論めいた部分のほうが、興味深く読めたです。




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by tenki00 | 2011-04-17 19:05 | haiku

くにたち句会4月のお知らせ

2011年4月24日(日)14:00 JR国立駅南口集合

残花の(あるいは桜蘂降る)なかを、句会場「キャットフィッシュ」へ。
地図≫http://local.yahoo.co.jp/detail/spot/b245718dd8a202b0752b8e518011f108/

席題10題前後

お時間あれば、句会後の飲食も。




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by tenki00 | 2011-04-16 12:16 | haiku

グーグル発掘

グーグル検索には、しばしば目的のもの以外の拾いものがある。田島健一さんの「西日暮里から稲妻見えている健康」という句がどの句会で出た句か思い出せないでいたが、偶然ヒット。

高円寺阿波踊句会・作者発表

この句を採っているのは、私のほか、振り子さんと東人さん。それほどの人気句でもなかったのですね(意外)。


自分の投句した句も出てきて、ほぉ、ふうんという感じ。

「トニー谷踊りし頃の帰燕かな」は人名句集「チャーリーさん」に入れた。回文「昆布みな猥褻でつせ岩波文庫」は無点。あとの句は忘れてしまっていた句(掘り起こしてどうというのでもない)。




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by tenki00 | 2011-04-15 12:17 | haiku

電力会社の広告費

さんざん言われていることだけれど、

http://togetter.com/li/123678
(メモがわりにまとめた)

具体が備わると、また違う。

ジャーナリズムが機能しない点、いまさらながら暗澹たる気分。

で、この広告費も、電気代に上乗せされているわけですよね、当然ながら。




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by tenki00 | 2011-04-14 20:49 | etc

野球が始まった

デーゲームの開幕戦だったり、地方球場での開幕戦だったり。こういうのもなかなかいいじゃないですか、と思った。

  四球のうち三球は伊予蜜柑  てんき




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by tenki00 | 2011-04-14 12:00 | pastime

今朝のラジオで

流れていた曲。



懐旧ソウルだな。




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by tenki00 | 2011-04-13 11:24 | pastime