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俳句ニュース

むかしクリッピングサービスといって、テーマにそって新聞記事を切り抜き、それ(複写やテキストデータ)を届けてくれるサービスには、それ相応のコストがかかった。ところが、いまではグーグル様のおかげでタダ。

「週刊俳句」の右下についている newsreel というのがそれで、「俳句」という語を設定しておくと、毎日毎日オートマチックに地方紙から全国紙から「俳句」関連の新聞記事を集めてきてくれる。

どこかでナントカ俳句大会があって、句歴60年のナントカさんのコレコレという俳句が優勝したとか、句碑を建ててくれる商売があるだとか。

ローカルな話題が楽しい。これは要チェックだす(註)。


イヤミの「ざんす」は知っていても、デカパンの「だす」語尾を知らない若い人が増えている。このあいだの句会で、しゅうとん先生に、「ちなみに、ケケケと笑ったら、チビ太なのでよろしく!」と教えて差し上げた。

というわけで、全国俳句ニュース、注目だす。
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by tenki00 | 2007-05-29 18:06 | haiku

くにたち句会 5月

集まる、題だす、捻る、清記する、大笑い、選ぶ、飲む、大笑い、喰う、騒ぐ、歌う、わめく、飲む、喰う。それだけのことなのに、なんでこんなにおもしろいんだろ? 句会って。

前回だったか、あまりの悪魔ぶり。それを自省してか、かなり抑制気味。それでも、「悪魔のやうに句を捻り、悪魔のやうに飲み且つ喰う」くにたち句会、みなさん、まずまずの暴れぶり。

参加の皆様。お疲れ様でござんした。参加されなかった世界中の皆様。ピース!
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by tenki00 | 2007-05-28 00:53 | haiku

中国のマザーグース

http://6801.teacup.com/furiko/bbs?BD=12&CH=5&M=ORM&CID=2447

というようなわけで。

『中国のマザーグース 19世紀のアメリカ人が集めた』  ロビン・ギル

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by tenki00 | 2007-05-26 01:02 | pastime

12+5 問題 (6) 連句とのからみ

まだ引っ張るか?

「「十二音技法」が俳句を滅ぼす」問題
http://weekly-haiku.blogspot.com/2007/05/blog-post_3632.html

この記事を読んだとき、まっさきに頭に浮かんだのは、四童さん(遠藤さん)とのチャットの内容だった。四童さんと私は両吟歌仙を巻き、その歌仙をふたりで振り返るという企画(もともとは「豆の木」誌掲載というところから始まったが不掲載に終わった企画)。そのなかに、こんな部分があった。

アフター両吟歌仙・第三夜http://tenki00.exblog.jp/4681623/ より
yondo:: 元も子もないというか、一句の中でひとつのことしか言わない平句の作り方は、俳句プロパーな人からみると「連句をやると俳句が下手になる」の論拠そのものですよね。
じゃあ十七音をたっぷり生かした俳句を作ってみろ、と言いたい。多くの場合、十二音だけ作って適当に季語をくっつけたようなものしかできないくせに。ああ、私は誰に腹を立てているのだろう。
tenki:: 私は「一句の中でひとつのことしか言わない平句」が好きなもんで…。下手でもなんでも、好きだから、しかたがない。「十二音だけ作って適当に季語をくっつけたようなもの」は、「誰でも簡単にできる俳句」として、格好の入門スタイルになった。でも、ニ物衝撃というのが、クセモノだと思う。俳句をやらない人には、この二物衝撃こそが伝わりにくい。
yondo:: 「一句の中でひとつのことしか言わない平句」原理主義者、みたいな俳句、作りたいですよね。いや、これはボヤキではなく平句好き宣言みたいなものです。


この時点で、私は、「5分でできる!かんたん俳句の作り方」というページのことを知っていた。話の流れのなかで「格好の入門スタイル」と言ったとき、このページが頭にあったのだと思う。

四童さんはもちろんのこと、そんなページのことはご存じなく、日頃考えていることを口にしたまでのことだ。

四童さんと私は、俳句の上での知人(いわゆる句友)であると同時に、もしかしたら、それよりむじろ「連句ともだち」という側面が強いかもしれない。つまり「連句好き」なのだ。

連句の付句に切れはない。隣の句との二物衝撃を狙うので、一句内に二物はない。

このときのチャットは、連句を語りながらも、俳句についても興味深い話ができ、私はひじょうに満足だったことを憶えている。

私にとってどう興味深かったのかというと、ひとつには、ある種の俳句が、切れや二物衝撃を金科玉条にするあまり、えらく窮屈で、余裕のないところを目指してしまっているのではないか、と、あらためて気づくことができたことだ。

つまり、なに必死こいてるの? という感じ。

言い方を換えれば、俳句が俳句として評価されるために、窮屈に努力しすぎている、ということ。

それが楽しい人はそれでいいのだろうが、そんなところに、私が思う「俳句的愉悦」はない。

今回の12+5騒ぎで、「5分でできる!かんたん俳句の作り方」をつくったユースケさんの見解も読むことができた。いろいろあるが、ひとつ、私が違和感をいだくのは、そうした方法が「手っ取り早く評価されるため」にあるように思える点だ。

歌仙から話題が逸れていくが、それもまあ、いい。続ける。つまり、なんで、そんなに評価が欲しいの?ということ。もっと卑近にいえば、なんで、そんなに句会での点数が欲しいの?ということ。

物欲しげ。

それは、ビジネス用語でいえば「小さな成功体験」というやつだ。小さな成功体験を欲しがるのは、いわゆるキャパシティのない人間で、そうした人たちを効率よく使うために、組織や上司が「にんじん」のように与えるのが「小さな成功体験」。つまり単純な労務管理の方法だ。

「ほら、こうしたら、俳句がうまくできて、評価される」とコツを伝授することで、俳句という遊びに引き込むやり方は、ある程度有効かもしれないが、私の好みではない。「小さな成功体験」を後生大事に俳句遊びを続けていく人がいても、もちろんいいが、すくなくとも私には無関係な人たちだ。

ほんとに、話が逸れてしまったが、まあ、そんなところ。


【参考】
アフター両吟歌仙・第一夜 http://tenki00.exblog.jp/4662503/
アフター両吟歌仙・第二夜 http://tenki00.exblog.jp/4681623/
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by tenki00 | 2007-05-26 00:15 | haiku

12+5 問題 (5) 健作

http://93825277.at.webry.info/200705/article_20.html
によれば、
「十二音技法」に対するTHC関連メンバのコメントやブログでの反応は多かった。一般WEB上ばかりでなくmixi日記での発言もかなりあったらしい。

ふうん、そうなんですか。

mixiで「十二音」で検索しても1個しかヒットしない。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=440715912&owner_id=5865138

検索を逃れるステルス機のような書き方があるのか、それともmixiの検索がヘボなのか。

ところで、そうこうするうち、google検索「十二音技法」で、現在のところ、『週刊俳句』の遠藤さんの記事「十二音技法」が俳句を滅ぼす」がついに第3位。音楽家諸君には誠に迷惑なことである。
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by tenki00 | 2007-05-24 01:12 | haiku

若者くん来たる

土曜日の正午近く。ひとり平和に労働していると、携帯電話が鳴った。相手は、おお! 結社「麦」の最年少くん! ネット上ではよく知っているが、声を聞くのも初めてだ。

いま、くにたちにいるという。友人の個展がくにたちのギャラリー。それを見に、350kmをクルマすっとばしてきたという。で、私を思い出してくれるとは嬉しいではないか。労働なんかしている場合ではない。昼ご飯を食べよう。っつうことで国立駅前へ。

スパゲティを食べながら、よもやま話。出かけるときにカバンに放り込んだ麦誌の表4を眺める。どこかで句会やってないか? と、やってた。川崎の生田。クルマなら、そう遠くない。麦の句会に乱入することに決定。

句会場所は、生田緑地に位置する名門女子大のキャンパスの一郭、生涯学習センター。目白に本部のあるそのガッコ、私が選挙権を獲得する前後の時期、いろいろお世話になった。いい思いをさせてもらったり、痛い目にあったり。

いや、そんな思い出話はいい。その生涯~というのはどこだ? 道がわかりにくいったらありゃしない。それにしても、生涯、学習しないといけないなんて地獄だな。と、そんなことはいい。どこだ?

あった、ここだ。入っていって、受付に「句会やってませんか?」と訊くと、「みちえ先生の句会ですね」と丁重に部屋のドアの前まで案内される。さすが違う。ふつうなら、「そこを右にまがったとこ」程度だが、「こちらでございます」くらい丁重。

ところで結社「麦」は、その女子大の卒業生がたくさんいらっしゃる。主宰の故・中嶋斌雄がそこのセンセだったせいだ。私が痛い目にあったやつらとは、だいぶ違い、皆さん、ノーブルかつ知的。良妻賢母を額縁に入れたような方ばかりだ。

ま、それはそれとして、「こんちはー」と入っていくと、ちょっとびっくりされたりしたが、「まあ、亡霊かと思った」は、ちょっと失礼じゃないですか? みちえ先生。

ま、それもそれとして、「ゲストを連れてきましたよー」と、350kmをひた走ってきた若者くんを紹介する。さっそく何句か捻ろうと思ったが、1時間前に始まったその句会、投句も選句もすでに終わっているとのこと。おとなしくすわっていると、句の感想をもとめられ、若者くんは、ちょっと照れながら、ひとことふたこと。そこへ行くと、歳をとるってイヤですねえ、私は、照れるなんて芸当ができず、いつもと同じように、思ったことを言っちゃう。

しかし、なんです、披講はえんえん続きそうで、若者くんも私も、退屈だ。口に出さなくても、お互いわかる。「じゃあ、そろそろ」と、ここは年長の私が切り出す。「次の御座敷がありますんで」

で、次なんだが、第3土曜日は、知ってる範囲でいろいろ句会をやってる。しかし若者くんのこれまでの(ネット上の)人間関係、それに麦所属ということを考えると、ここはやはり百句会だろう、ということで目黒をめざす。多摩川を渡り、世田谷を抜け、目黒までは意外に早い。

ここでも当然のように歓待。お題10題はすでに出ており、若者くんも、ペンを手に持つ。あとは、もう、いつもの百句会である。図抜けてうるさいお方が所用のため欠席で、すこしは静か、というが、ふつうの句会ではあり得ないほどの喧噪のなか、12人で150句あまりを捻り、読み上げて、読み上げられた句に皆で反応する。

句会後は、目黒川近くの飲み屋(美味しい店を見つけたなあ)。くにたちに帰ると12時を大きく過ぎていた。

お茶をいっぱい。そして、若者くんは、中央高速道350kmの帰路につく。夜中走って、ここまでやってきて、その日の夜中に帰っていく。いやー、タフだなあ。でも気をつけて!と見送り、私は「週刊俳句」第4号のアップロード。

しかし、なんだな、1日に2つの句会。それも初めての。それも、女子大生涯学習センターのあの句会と、目黒の、それこそ悪魔のような人たちの句会の両方を経験できるなんて。若者くんにとっては、とても幸せな、いや、大災害のような一日だったろう。

いろいろ引っ張り回して、ごめん。

俳句には、いろんな遊び方がある。こういう手合い(私)にとっつかまるのも、そうした俳句遊びのひとつ、それもまたオツ、と思って、許されよ。
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by tenki00 | 2007-05-23 00:07 | haiku

12+5 問題 (4)

週刊俳句の「十二音技法」が俳句を滅ぼす(遠藤治)に言及したかわうそ亭さんの関連エントリ、2つ。
「俳句の技法」
「続・俳句の技法」

おもしろく拝読した。

で、「鰯雲人に告ぐべきことならず」の解釈をめぐる話題。

  鰯雲●ひとに告ぐべきことならず  楸邨

この●の部分をどう把握するか、という問題。

思い出したのが、この「俳句的日常」でも、この句の解釈が話題になったこと。
こちら⇒「ひとに告ぐべきことならず」 2005-10-29http://tenki00.exblog.jp/2088141

コメント欄も盛り上がった。

コメント欄のコメントをざっと見渡す。かわうそ亭さんの記事にある丸谷才一の分類にしたがえば、師系を楸邨とする朝比古さんが「俳句の専門家」の解釈、私が「俳句の初心者」の解釈、四童さん(遠藤治さん)が丸谷才一の解釈、ということになる(なんか適材適所で笑える)。

ここで、すこしだけ、話題を飛躍させる。季語で5音を消化すれば、残りは12音。8音なら、残りは9音。ほとんどの俳句は、〈季語〉と〈季語以外〉から成る。季語は、それを既成というのであれ、集合知と呼ぶのであれ、こちらの創作の領分ではない。残る〈季語以外〉が、一俳人の領分。

俳句をつくるということは、既成(季語)と創作(カギ括弧付きの創作ではあるが)の「関係」をつくること、というふうにも言える。

とすれば、12+5 という制作過程にまつわる話題は、単に技法やちょっとしたコツの問題にとどまらず、もっとスリリングな部分にも及ぶことなのかもしれない。

つまり、12+5の「+」の部分に、「+」よりもっと複雑玄妙な記号が入る、ということ。

こりゃあ、もうすこし続きそうだ。
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by tenki00 | 2007-05-18 22:42 | haiku

12+5 問題 (3)

「「十二音技法」が俳句を滅ぼす」問題
http://weekly-haiku.blogspot.com/2007/05/blog-post_3632.html
連動企画。

ひっぱる、ひっぱる。


問い:線で結んで、もとのかたちにしてください。

1  白南風や   a  どの折鶴もよく燃える

2  霧の夜の   b  妙な音する楽器店

3  短日の    c  からだがどこかマッチ棒

4  冬ぬくし    d  痒いあたりが旧市街

5  荒梅雨や   e  潜水服のなかに人


他人様の句で遊ぶわけにいかず、わたくしめの拙句でお目汚しのご容赦。
(このタイプの句が少なくて、=つまり切れのない、だらっとした句ばかりで=探すのに苦労した)

不正解のほうが、良くなったりして……。
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by tenki00 | 2007-05-16 22:28 | haiku

12+5 問題 (2)

「「十二音技法」が俳句を滅ぼす」問題。その2。
http://weekly-haiku.blogspot.com/2007/05/blog-post_3632.html

この記事のコメント欄で、なりゆき上、例として挙げさせていただいたのが、このページ↓
5分でできる!かんたん俳句の作り方講座
http://members2.tsukaeru.net/haikumachine/5funndedekiru.html

トーキョーハイクライターズクラブのサイトのなかの1ページなのだが、以前に私はこれを見ており、それで今回、思い出してリンクを書き込んだわけだが、初見のときに注目したのは、ページ末尾のこの一文。

※俳人夏井いつきさんの俳句指導法を参考にさせていただいてます。

「5分でできる~」の12+5技法が、このページを書いたであろうユースケさんの発案、あるいは、俳句世間でよく言われている作句手順のユースケさんふうのまとめであるということではなく、固有の指導法に基づいていることに興味を引かれた。

夏井いつきさんという俳人のお名前は知っていた。俳句は読んだことがなかったが、最近、まったく別件で偶然、一句は拝読した。

  まつしろな秋蝶轢いたかもしれぬ   夏井いつき

十二音技法ではない。

「かもしれぬ書法」、誰もが何句か捻ってみる、あの「かもしれぬ書法」ではあるが、十二音技法ではない。が、これは余談。

話を戻す。私が、例示としてリンクを書き込んだとき、頭の中に、「青の会」のことはあまりなかった。その句会が「十二音技法に基づいた句会(らしい。メンバーによれば)」ということもよく知らなかった。

ところが、リンクは貼ってみるもんである。ユースケさんほか若者たちが、当該記事のコメント欄に、匿名ではなくコメントを書き込んでくれ、さらには自分のブログに、何かいろいろお書きになっている(どのブログかは、コメント欄にURLがある)。

実際にやってみたらこんな感じという実体験レベルの話と、遠藤さんの記事とは、実は、擦れ合う接点がほとんどないと思うのだが、それでも、別の展開の契機になるかもしれない。

夏井いつきさんに「週刊俳句」から執筆依頼のお手紙を書くべきなんだろうな、やはり、と、考え始めた昨日今日なのですよ。


追記
夏井いつきさん関連をググってみると、なかなか活発な周辺状況のよう。
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by tenki00 | 2007-05-16 00:06

歌仙「指紋」

なむさんところの歌仙でお呼びがかかったので、入れてもらいました。
http://8408.teacup.com/namubow/bbs

企画もの(野球歌仙など)以外のノーマルな歌仙は久しぶりです。
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by tenki00 | 2007-05-15 22:52 | kasen