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俳句漫遊記79 懐かしいモダン

ピストルがプールの硬き面に響き  誓子

本を探していて、それが出てこず、『自選自解 山口誓子句集』(白鳳社1969)が出てきた。そういえば、むかし古本屋で買ったのだった。1頁に1句、そこに自解が付く。「自解」を読んで、どうというより、自選215句という造りが、こっちにとっては便利。

昔の句は、その句そのものとしての価値とは別に、その時代の空気のようなものがふわっと匂ってくることがある。「時代の空気」とは、ときに「懐かしいモダン」だったりもする。で、私は、この懐かしくモダンな句に弱い。小説などでも味わえるものだが、俳句だと、飴をひとつぶ口に入れるような軽さと速度で、この手の愉しさが味わえる。

扇風器大き翼をやすめたり  誓子

重大なことがそこに詰まっている必要なんてない。ああ、こういう感じ、ね、こういう空気、ね。その手の感興が最も悦ばしい。

ピストル~は昭和11年作・『炎昼』所載、扇風器~は昭和4年作・『凍港』所載。
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by tenki00 | 2006-05-30 23:40 | haiku-manyuuki

気持ちの良い晩Ⅱ

オクンチへの投句を済ませ、mixi (ソーシャル・ネットワーキングサイト;大笑い)で憲武さんの記事を読む。豆の木賞の競作20句の件で、大将から恫喝され、それでも暇そうに日記などを書いておられるのを微笑ましく拝見し、私なりに励ます。

そういえば、大将からのメールに mixi うんぬんの話があったので、「気持ちの悪いサイトだから、無視しましょう」と返事した。私自身は憲武名人の日記が読みたくて登録し、実際に拝読しているが、mixi 自体は、とっても気持ちの悪い場所。

巷では、2チャンネルの匿名性から、mixi の顕名性へのシフトとか言っているが、実際には「半匿名・半顕名」。匿名・顕名それぞれの気持ち悪さが合体した感じだ。こんなところで数多くの(多くもないか)俳人が「日記」を書きまくり、身の毛のよだつコメントが寄せられまくったりしている(私も寄せたりしている)。気恥ずかしいハンドルネームでコメントを付けに走り回っているふうの俳人さんもいらっしゃる。死にそうなくらい暇なんだろう(私も暇か? いや違うぞ)。

と、こんな話をしている場合ではない。このブログにしたって、「半匿名・半顕名」のいやらしさ、同種の気持ち悪さから逃れられているのか?(自問自答の答えが返って来る前に大笑い)

まあ、どっちでもいいか。そんなことより、憲武さんから、二一二俳句20句が届いたら、どうしよう? やはり吃驚する。というか、それはやめたほうがいい。提唱者として私も豆の木さんから責任追及される。だから、やめて、二一二俳句20句だけは。などと願いつつ、窓から吹く風が気持ちの良い夜を過ごしている。

BGM Charlie Mingus; New York Sketchbook
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by tenki00 | 2006-05-30 00:18 | haiku

気持ちの良い晩

なんか気分がほっとする、気持ちのいい晩だ。

豆の木賞の〆切のことについて書いた。〆切は〆切としてあるのだが、まあ、そのへんはグズグズと引き延ばされて、なんとなく進行するのだろうと思っていたら、こしの大将から、きりきり督促が行くようで、皆さん、なんとか滑り込んでくるので、感心してしまった。かなりマジメ。俳人はもっと不真面目でなくっちゃ! とも思う。

私自身は、ぎりぎりで死地をくぐり抜けるのはシノギだけで充分なので、遊び(俳句)は、まあ、こんなもんだろ、というところでお仕舞いにする。だから、ラク。他人様の選というフィルターをこれからくぐるわけだから、自分ひとりで悩んでも馬鹿らしい。何か出しておけば、皆さんがアドバイスをくれるんだから、それを待ってればいい。「おら、なんか言ってみ」と放り出して、何か御言葉を頂戴すればいいわけだ。

もちろん、自選で何句かというときはツラい。誰のフィルターもくぐらないわけだから、自分ひとりの孤独な責任。なので、悩む。

などと暇そうに書いているうちに、オクンチの〆切が迫ってきた。これも、他人様の選を拝むのだから、精神的にはラクなのだけれど、あと20分? ずるずる待ってもらえそうにない。間に合うかどうか知らんが、句を捻らねば。

記事は中断だ。
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by tenki00 | 2006-05-29 23:42 | haiku

浮御堂おんが句会

こっちで用意すると言ったものの、やっぱり持ち寄ってもらい、12曲で音楽詠。

Kid Creole & the Coconuts; Darrio
Elvis Costello and Burt Bacharach; This House is Empty Now
Jimi Hendrix; Little Wing
Stan Getz; A Summer Afternoon
左とん平; ヘイ・ユー・ブルース
Maurice White; I Need You
プーランク; ナポリ (ピアノ yuki氏、お疲れさん!)
Carla Bley with Phil Woods; Lost in the Stars
朱昌耀; 二泉映月
Cornershop; Sleep on the Left Side
森山威男; Sunrise
Philippe Leotard; Le Temps Du Plastique

みなさま、お疲れさんでござんした。
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by tenki00 | 2006-05-29 00:35 | haiku

当番

今月末は豆の木賞の投句〆切。参加したことのある人はご存じで、参加したことのない人はご存じない(当たり前)ことだが、これは20句1作品の投句、ユニークなのは参加者全員の互選で賞が決定する点。1句ごとの互選である句会を20句に広げたというふうにも解釈できる。おまけに全作品にコメントを付けて返すので、作句・投句よりむしろ選と選評にエネルギーを費やす。

こういうイベントには、とりまとめの当番が不可欠だが、豆の木賞は持ち回り制で、昨年度の受賞者がその任にあたる。このあたり、きわめてゲーム的な点も「豆の木」というグループの特徴だ。昨年度は、どさくさ紛れで初参加の私が受賞したので、今年、当番をやる。現在、投句をお待ち申し上げている最中というわけだ。

豆の木のメンバーの幾人かは、いまこの瞬間もその20句に取り組んでいるのかもしれない。そう思うと、ちょっと不思議な気分。

憲武さん、寝てる場合じゃないっす。
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by tenki00 | 2006-05-28 01:43 | haiku

オクンチ

〆切は29日(月)24:00 詳細は こちら→http://www3.ezbbs.net/03/0123/
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by tenki00 | 2006-05-26 01:22 | haiku

5月の浮御堂くにたち句会

200年5月28日(日)14:00 JR国立駅南口集合

今回はちょっと趣向を変えて「音楽詠」。句会場所は拙宅。月天句会で定期的に催されているもので、音楽を聴いて、そこから句を捻る。脳の違うところが刺激されたりして、意外な句も出ます。音楽は持ち寄りもいいのですが、最初ですので、こちらで見繕っておきます。

人数の関係もありますので、参加希望の方は、てんき宛てメールください。

少しの間、トップの位置に置きます。最新記事はひとつ下↓
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by tenki00 | 2006-05-25 17:53 | haiku

はじめましての句会

某日、初めての句会に、主催者からなぜかお招きいただき、どんな人たちが参加するのかも不明のまま出かける。お邪魔してみると、所属・出自・年齢層はさまざま。お名前だけは存じ上げていた俳人もいらっしゃった(ふうん、美人)。

流派の異なる人たちが混じり合った句会には、慣れ親しんだ句会とは別の楽しみがある。例えば「や」という切れ字。私がこれまで属してきた句座ではおおむね、「や」ははっきり切れる。その前後は「配合」。切りたくなければ、「の」「は」などの助詞になる。ところが、ある流派では(こっちのほうがメジャー?)、場合によっては「や」の前に置かれる語が主語にもなる(このときは一物仕立)。

「や」と来たら、かならず配合、といった具合に、形式によって万事が規定されてしまうよりも、「ケースによって違いまっせ」というほうが、万事融通無碍な私には好ましい。一物か二物かは、形式よりもやはり、意味(といって悪ければ句の成り立ち)によって決まるのだろう。「の」で繋がっていても「軽い切れ」ということもあるし。

ま、そんなこんなでいろいろ、私にとっては新鮮な体験だった。
   
さて、持ち寄り+題詠の「一次会」が終わって、二次会は題詠たくさん。私の捻った一句を、大結社(鷲? 鳶? いやちょっと違う)の大ベテランが誉めてくださった。ところが句評の途中で、「あれ? これ、季語がないわねえ」。

きちんとした俳句結社のきちんとした俳人に、「うっかり」ではあるにせよ、無季の句を採らせた。これは、きちんとしたところのまったくない変則プレーヤーの私には、かなり嬉しいことだった。机の下で小さく「やった!」とガッツポーズみたいな…。

句会というのは、慣れ親しんだ句友たちとの「いつもの」句会も楽しいが、ときどきは、また別の句会に出かけてみるのが、いろいろ刺激があっていい。
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by tenki00 | 2006-05-24 23:58 | haiku

たしかに

野球をバカにしている。
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=npb&a=20060523-00000001-ykf-spo
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by tenki00 | 2006-05-23 17:57 | pastime

骨折

義母がご友人たちと四国旅行。ひとり残された義父を招き、3人で食事。81歳でいまだ元気にテニスも続けている。で、このあいだ病院に行ったときに、別件だがと前置きして、近頃、足が痛むと告げると、レントゲンを撮ってみましょうということになったという。医者曰く、「痛むはずです。足首が骨折してます」。

ひどい骨折ではないのだろうが、それにしても、その状態でテニス? 「金本知憲みたいですね」と私が言うと、義父は、ジャイアンツファンではあるのだが、にっこりと笑った。

  関節やベルリンの薔薇しろい薔薇  てんき

俳句ブログっぽ。
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by tenki00 | 2006-05-22 22:01 | pastime