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好き句63

今日はこれから、悪魔のように句をつくり(天使のように句を評し)悪魔のように飲みかつ食う(c)浮御堂句会。先週まちがえて国立駅前から寂しく帰宅したたーけだ君は、急なシノギが入り欠席とのこと。句会デビュー・俳句デビューは来月まで持ち越しとなった(何年間も都合が合わなかったりして。それもセ・ラ・ヴィ)。

何を食べるか未定だったが、つい先日、yuki氏が銀座一丁目をひとり歩いているとき、突然思い立ち、沖縄物産屋に飛び込み、ソバやらソーキやたテビチやらを買い込み、沖縄特集となった。ナイスなアイデアである。

ゴーヤチャンプルー鸚鵡がカアと鳴いた  yuki 2000年6月

yuki氏は2000年春に作句開始。5句ほど発表して、同年夏に「引退宣言」。私の知るかぎり最も短期間でキャリアを終えた俳人である。


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by tenki00 | 2005-07-31 11:29 | haiku-manyuuki

今週のインターネット作句(ネッ句)

インターネットに放り込んだ句を記録しておこうと、根拠なく思い立った。

三十八度五分の高熱金魚かな
地下鉄に揺られ金魚となりにけり
目ん玉のまづ孵化したる真夏かな
以上、サテンドール

火蛾舞ひて墜ちてインリン・オブ・ジョイ・トイ
タイ五泊六日の旅へあぶらむし
台風一過ざわざわざわとリンパ腺
アメリカがぜんぜん見えぬ立ち泳ぎ
草ぼうぼう人ぼうぼうと俳句村
以上、麦の会「俳句投稿掲示板」 兼題「イタリア村」

卜占の時間となりぬ亀のそのそ
百合蝶に計画的なキャッシング
世界中かんかん照りや石を食う
題詠マラソン俳句部 題詠 占・計画・食
春から始めた100題のマラソン。88まで行った。37キロ地点通過。

夕立の雲のざわめきカルナバル
以上、浮御堂 俳諧俳句掲示板

他にも1、2句あったかもしれないが忘れた。パソコンで句を作るのをやめてから、ネットの掲示板に句を放り込むことが少なくなったのに、今週は掲示板への投句が多くて、だいぶパソコン製となった。ずいぶんたくさん作ったものだが、全滅だな。

記録しておくということはなかなか大変である。来週もできるかどうか。「できない」に賭ける。


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by tenki00 | 2005-07-31 01:26 | tenki-ku

ジャケット

レコード(今ならCD)の中身を知らずにジャケットで判断して購入を決める「ジャケ買い」という言葉はかなり昔からあって、30年以上前にも、よく使っていた。といっても、貧乏な学生には、新譜をジャケ買いする余裕はない。中古レコードで、数百円の廉価なものを、たまにジャケ買いしていた。クレジットの記載などもあるが、そこまで読まなくても、絵面で音はだいたい想像がつく。一度、中古屋でふと、「手に取るレコードの中でいちばん、音が想像つかないものを買おう」と思い立ち、いろいろ物色したすえに、朱色のバックに金色のロバが描いてある(色の組み合わせは逆だったかもしれない)レコードを選んだ。クレジットは読まなかった。帰って聞いてみると、スラップハッピー(イギリスにそんなバンドがあったのだ)に近い人たちのレコードで、地味ながら、可愛らしくアヴァンギャルドな音だった。

ジャケ買いとは逆に、ジャケットを見て、買わない・聞かないというレコードもあった。リック・デリンジャーの「オール・アメリカン・ボーイ」というアルバムもそう。銀色の手袋でエレキギターを弾くこの人は、若い私には、勘弁してほしい感じで、タイトルも気恥ずかしかった。だから、聞かずじまい。ところが、最近、エドガー・ウィンターのライブビデオを見て、なぜかリック・デリンジャーのこのアルバムをCD再発で買ってしまった。聞いたとたん、あまりによくて、このところ毎日聞いている。ほんとに良いのだ。こんなジャケットでなければ、30年前に買って、人生が少し変わっていたかもしれない。

高校の頃は、ロックといっても渋めのものを好いていた。一種の背伸びともいえるが、気分がそうだった。イェー!という感じの青春(くすっ)ではなかったのだ。ライ・クーダーの1枚目から3枚目あたりも、そんな「渋め」に属するものだったが、ライ・クーダーというのは、そう考えると、芸歴が長い。新譜が出るたびに買い、そのたびに楽しませてもらっているが、最近、久しぶりの新譜が出て、山本星人が、新譜だというのに、インターネットで拾ってきてくれた。聞いてみると、ラテン成分がますます濃くなり、キップ・ハンラハンぽい局面もある。そういえば、キップ・ハンラハンも新譜が出た。買おうっと。


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by tenki00 | 2005-07-31 00:28 | pastime

労働日記

木曜日

音羽で数時間の作業。3件用事が済むので効率的(うち2件は請求書手渡し、再校戻しの手渡しで用件とも言えないほどのものだが)。このところシノギで外出すると頭が重くなるのは暑い中を歩くせいだろうと思っていたが、この音羽の高層ビルのせいもあるような気がしてきた。高いところにずっと住んでいる人は調子が悪くならないのだろうか。煙草が吸えるのは、そのフロアで1室(会議室)のみ。眼下に護国寺境内を見ながら一服。

作業が予想よりも早く終わったので、金曜日午前に設定していた打ち合わせを変更してもらい千駄ヶ谷へ。S社K会長からフロッピーと出力の束を手渡される。「(自分の)夏休みに入る前に初校ゲラを出して、夏休みに読みたい」という一方的な御希望を、にこやかに告げられる。日にちを逆算すると猶予は4、5日。うち半日は浮御堂句会でつぶれるので、ひどすぎる労働体制となること必至。「それではがんばって進めます」と辞去しようとすると、そのセリフの「間に合うよう努力はするけど、無理かもね」という〔含み〕をきわめて敏感に感じ取ったK会長、「遅くとも水曜日には(印刷所に)入れてください」とダメ押しの3ラン。さすが人を使い慣れた人間は、やはりそのへんが違う。「小見出しは途中まで付けておきましたが、すこしセンセーショナル気味に」との要望までもらって仕事場に帰り、データを開けてみると、出力原稿と内容が微妙に違うわ、引用は引用箇所の複写で済ませてあるわ(自分で入力しないせいか強烈に長い。なにダラダラ引用しとるんじゃ!と叫んでしまう)、構成がもうひとつはっきりしないわ、K会長が「途中まで付けた」とおっしゃっていた小見出しの数は2個っきりだわで、ぶっとい作業になること必至。

金曜日

サルの写真やらを整理して入稿に持っていく作業にやってくるはずの山本星人が……来ない。2日前はじ~んと来たが、今日はぷんっぷんっとお怒りの私である。気を取り直して、「新聞がなくなっちゃうかも」というブツの初校戻し作業の仕上げ。意外にすんなりスムース。著者はエラい人のわりには、こちらの疑問・確認・要望に丁寧かつ適切にレスポンスを返してくれた。大新聞社は横柄な人間ばかりではないのだね(当たり前か)。さて、その点、引用のやたら多い大放送局のエラい人はどうだろう? すごく心配。だが、先のことを心配していてもしかたないので、田沼さんの句集の校正作業のとりまとめ。ワープロ入稿の宿命だが、使っちゃならん漢字(鴎、溢、餅、蝿、涛etc)が多くて、そのチェックがちょっと煩雑。そこそこがんばる。

土曜日

今日は豆の木さんの句会だなあ。週末の月例句会は行ったことがないので、ぜひ御挨拶にうかがいたいところだ。「おめえよぉ、なめてんじゃないぞ、こら。挨拶に顔ぉ出せ」という声がそのうち届くかもしれない。だが、あきらめて労働。すると電話のベルが鳴る。お、土曜に? 先物取引の勧誘か? と受話器をとると、山本星人。昨日はバテて、作業に行けなかったとの由。そうか。まあ暑いからな。……と納得しとる場合ではな~い! が、納得するしかない。ライフ・ゴーズ・オン。


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by tenki00 | 2005-07-30 13:59 | pastime

ジミ・ヘンドリックスとB.B.キング?

麦の会の前会長・田沼さんの句集の校正作業への協力を、掲示板で呼びかけたところ、なんたることか、麦の会でもない山本星人が駆けつけてくれた。正直言って、じい~んと来ました(嬉し涙)

おまけにおみやげに音楽CD数枚。インターネットには何でも落っこちているものだ。1枚は、ジミ・ヘンドリックスとB.B.キングの共演。ポール・バターフィールド・ブルースバンド(エルビン・ビショップ付き)、アル・クーパーがバック。

それにしてもジミ・ヘンドリックスとB.B.キングの共演というのは、意表をつかれる。ほんとか? ひょっとしてエイプリル・フールのたぐい? そうじゃない? ふうん。

ジミヘンが律儀にリズムを刻んでいる。コードストロークがやはり巧い。B.B.キングは、1音か2音弾くだけでB.B.キング以外のなにものでもない!という稀有すぎる存在だけど、意外に目立ちすぎず、落ち着いた「ブルース・セッション」だ。もう一度言うけど、ネットというのは妙なものが落っこちているものだ。山本星人は、その手の拾い物の名人らしい。なんでも拾ってくる。

アル・クーパーは、ギタリスト2人の仲人みたいなことをたくさんやっていたので、ひょっとしたら、アル・クーパーがフィクスしたのかもしれない。そういえば、30年ぶりの新譜リリースとかで、秋には日本に来るらしい。すごいヘタらしいので(昔の話だが)、一見の価値はあるかもしれない。きっと行かないだろうが、新譜は買うつもり。

というわけで、山本星人に多謝。

でも、なんで山本星人に校正を手伝ってもらってるんだろうね? まあ、いいや。


さて例のアレだが、凄まじいことになっている!  人気blogランキング BESTブログランキング
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by tenki00 | 2005-07-28 23:55 | pastime

岡八郎が死んだ

26日に肺炎による呼吸器不全のため、67歳で死去。2003年に岡八朗に改名。

岡八郎は、花紀京、原哲夫、桑原和男とともに、私が子ども時代に愛したスターだった。

黙祷。
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by tenki00 | 2005-07-28 21:21 | pastime

作品賞!

をいただいた。嬉しいー!

豆の木の掲示板(7月27日(水)23時40分56秒)での話。峠谷さん(自他ともに認める自虐俳人。って言っちゃっていいのか?)の「峠谷賞」今月の作品賞に輝いた。と同時に、流血しながら場外に転落し、担架で運ばれてしまった。人生、なにが起こるかわからない。

という話はまあ置いといて、峠谷さんは「他の俳人の掲示板投稿やブログへのコメントは原則として書きません」と書いておられる。そこをなんとか、決意を曲げていただいて、このブログにでも、あるいは浮御堂掲示板にでも、書き込んでいただきたい。はっきり言いますが、シモネタを含め(ただしお相手はできません)なんでもアリです。たとえ法律に触れても、私が逮捕されなければOKです。

峠谷さんは、このブログ、ご覧になっていないだろうから、どなたか伝えていただきたい。頼む。


ところでランキングが予断を許さない状況である。 人気blogランキングへ ついでにBESTブログランキングへ
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by tenki00 | 2005-07-28 00:22 | haiku

俯瞰

地球を上空から眺められる google earth をダウンロードして遊んでいたら、グーグルグーグル目が回ってしまった(駄洒落だ、文句ある?)。

くにたちの町にズームして、自分ん家を探したけれど、さすがにどこが我が家の屋根かわからない。当たり前か。でも、そのうち、屋根の上で昼寝している猫の毛並みまで、フリーダウンロードソフトで眺められるようになるのかもしれない。すごい時代になってきたなあ。

ところで俯瞰という「視線」は、ぞんがい新しいもので、これを近代(モダニティ)と結びつける論考なども多い。つまり俯瞰とはもともと「神の視座」という特別な分野に属するものだったというわけ。山頂なども聖性を帯びるが、俯瞰というより眺望の意味合いが強い。そこまでの垂直性がないから。

摩天楼からの俯瞰を獲得した瞬間、神が死んでしまった(=近代)。ざっくりいえば、そんなところ。

誰の本で読んだか失念したが、日本だと浅草の十二階(凌雲閣)。これが東京市民の視線に「俯瞰」という事件をもたらした。もうひとつおもしろいエピソード(別の本か記事だった)は、ダゲレオが写真機を完成させたとき、「それでは」と勇んで撮影したのが、気球に乗っての俯瞰撮影だったというもの。ダゲレオが残したテクストでは、そのときの爽快感・感動を「神の視座」に結びつけて表現されているそうだ。「おお! 神様はこんなふうに、俺たちの町を眺めてたわけね!」という感じだろう。

新しいところでは、映画「第三の男」の観覧車シーンで、「人間が蟻んこみたいだろ?」というようなセリフがあった。あれも俯瞰という特別の視座の典型的なエピソードだ。

だが、google earth という俯瞰カメラソフトがもたらすものは、それらとはちょっと趣が違う。俯瞰というよりも、「のぞき見」の感触なのだ。これは私個人の資質が理由では断じてない。パソコン画面に地球が浮いている。マウスでグリッと回して、思いついた場所へズーム。どこまで、何が、見えるのか……。これはやはり俯瞰とはどうしても言えない。

視線という、本来は肉体的な観念もまた、情報化していく。

というか、まだグルグルしとるよ、目ん玉が。


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by tenki00 | 2005-07-27 01:22 | pastime

野茂ピンチ特別 好き句62

野茂はどうなるのだろう

野茂英雄たる産後の雌牛積乱雲   亞子

野茂には、近鉄電車の鉄ではなく、新日鐵堺の鉄の感触がある。それが「産後の雌牛」のブツ感へと連鎖。背景は積乱雲。野茂英雄とは「母」である。野茂は、この句とともに私の記憶に永遠に残る。

掲句は、第4回人名句会(2003年5月29日)での一句。


例のアレです。⇒人気blogランキングへ BESTブログランキングへ
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by tenki00 | 2005-07-26 15:02 | haiku-manyuuki

俳句の審査

俳句の話になかなかならないが、俳句がどうとかよりも、日常が俳句的かどうかが問題なので、気にしないで行こう。でも、今回は俳句の話。とはいえ結社内部の話なので、一般性は(いつにも増して)ない。

収穫祭というコンテストみたいなものに、この3月に応募した。私は「麦の会」という会長制結社に所属していて、その会でのイベントだ。

いろいろ説明するのはめんどうなので、応募した当時の参考記事がコレ。
http://sky.ap.teacup.com/tenki/272.html
http://sky.ap.teacup.com/tenki/289.html
http://sky.ap.teacup.com/tenki/295.html

ちょっとだけ繰り返して説明しておくと、収穫祭は、30句の未発表句を提出。5人の審査員が、作者名を隠した状態で順位をつける。その総合で、順位が決まる。この「作者名」を隠した状態というのが肝心なところだ。「作者名」には、いろいろなものが付加する。キャリアだとか、ふだん親しくしているだとか、いろいろ。審査にそんなことが影響するとしたら、おかしな話だが、実際には影響してしまう。狭い結社内ではなおさらかもしれない。だから、「名前抜き」で30句で判断してもらえるという点に、応募側は大きな興味を覚える(少なくとも私はそう)。

作者名なんて関係ないだろ? 句だけで判断しろよ!という話。それが通用する、稀有なコンテストと言える。

もっとも、審査員全員がほんとうに「名前抜き」で判断しているかどうか。「そうじゃないんじゃないの?」と思いたくなるような配点や選評も、なかにはあるが、それは下衆の勘ぐりかもしれないし、そんなことはどうでもいいや。

さて、麦8月号がきょう届き、そこに審査結果が掲載されている。きっと、投句した参加者(21名)くらいしか読まないであろうそのページを、ふむふむと興味深くめくる。

で、結果について。要点だけ行くね。

1)自分のことから言うと、去年は第1位で、今年は第2位。今年のこの第2位というのは、わたくし的にはいろいろな意味で「ベスト」のポジション。なぜベストかを説明すると、とてもややこしい。だから省くが、ともかく、「1位よりも2位のほうがいい」というケースもあるということ。すごく楽しい結果になった。世の中うまく出来ている部分もあるなあ。

2)審査員の人々についての私の評価。ううむ。これは言いにくい。でも、言ってしまう。審査員やめたほうがいいんじゃないのかあ、などと思ってしまう方がひとりならずいらっしゃる。初心者同然の私が申し上げるのもなんだが、そんな人間に言われるくらいだから、やはりやめたほうがいい。

一方で、同情もする。審査を引き受けるのは大変だと思う。「誠にご苦労様でした」とも申し上げておきたい。何のトクにもならないのに、頭が下がる。

3)ざんくろーさん(麦の会の最若手。このインターネットの界隈にも出没)も参加しておられた。結果、とても大きなプライズを獲得されたと思う。今年の収穫祭の最大のトピックと言っていい。「おめでとう!」と高らかにお祝い申し上げる。

審査員5名の審査を集計した結果は、まあ良くはなかったんだけど、そんなものはまったく問題にする必要がない。意味ないから。だから、おめでとう!若者!である。

まあ、そんなところ。

ごく一部の人以外には、「なんだかわからんし、糞面白くもない」という話題になった。ま、いつものことだから許されよ。


ところで順位はどうなってるのか? 覗いてみます? ついでにこっちも
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by tenki00 | 2005-07-25 23:44 | haiku