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パン

シノギでかけずり廻ったあと八丁堀の鍼へ。そのあと、いつもなら鍼の近くの寿司屋に行くはずが、昼間の取材延長で出てきたのが寿司で、昼夜寿司はつらいということで、どこに行こうか?と迷って、とりあえず甲州街道を走り、由季氏の提案で国領の神戸屋レストランへ。

神戸屋キッチンというパン屋は国立にもあって、ときどきお世話になる。そのレストラン版。セットメニューを頼むと、ウェイトレスさんがパンの籠をもって何遍も廻ってくる。いわゆる食べ放題。パン屋さんだけあって、いろいろなパンが乗っかり、旨い。スープの段階でかなりのパンをたいらげ、最終的に満腹。いい店だなあ。接客もちゃんとしている。

神戸屋レストランはえらい。
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by tenki00 | 2005-06-30 22:06 | pastime

サバ

K談社の編集者から電話。先週末に入れた原稿に「ありがとう! まさか間に合うと思ってなかった。びっくり」。あれれ?

〆切にサバ読みいっさいナシ、遅れたら刊行予定に穴があく。そう脅すから、犬のようにゲンコを書きまくり、実質6日くらいで1冊(といっても180頁と薄目)あげたが、さてはサバはあったな。あれだけ脅しておいて、「間に合うと思ってなかった」とシラっとおっしゃる。さすがである。むかし同じとこでシノいでいたこともある人間なので、私のことをよく知っている。そうとう脅さないとびくとも動かないと見たのだろう。まあ、いいや。

ところで、俳人様たちは、毎日を自己表現でお過ごしでしょうが、編集の仕事というのは、それとは対照的に、いろいろな「他人様の表現」をかたちにする仕事だ。私自身には、「表現したいこと」などいっさいないので、俳句はときどきつまらなくても、編集のシノギがつまらなくなることはあまりない。なんとか放り出さずにやれている。

1)旅行で病気になったり死んだりして困らないためのノウハウ本
2)日本の経営者・格付け 最低点は富士通のおじさん(きょうからゲラ戻しスタート)。
3)東海道を歩くのが趣味の爺さん・婆さんのためのガイドブック(シノッチ大活躍)
4)アフリカのほうの、えらい変な場所の動物のことやらなにやら(あすデザインの打ち合わせ)
5)新聞はこれからたいへんだぞ、インターネットとかあるし、という本
6)音痴のほうが楽器がうまくなる(はずないかもしれないけど)という本(ええ加減に仕上げてくんない?と脅されている)
7)好きな顔になれる(整形とかじゃなくて)本(ええ加減に仕上げてくんない?と脅されなくなって久しい)

ううむ、進行中・停滞中のものが、単行本だけでこれだけあるのか。リストアップしてみるもんだ。俳句などやっている暇はない。ともいえるが、半面、ここまで来ると、じたばたしてもムダ。旅行にでも行こう!
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by tenki00 | 2005-06-29 00:25 | pastime

浮御堂句会のお忘れ物 追加

帽子と週刊文春が入った紙袋も、お忘れ物です。
だれ? 由季氏によれば「せっちゃんかも」。誰か教えてあげて。

祐天寺大将は、ベストをお忘れです。またこんど送ります。

忘れ物の多い句会だなあ。皆さん、最終的にベロベロだったのですねえ。

由季氏から伝言。
1)吾郎さんのお腹をがぶりがぶりと何度も噛んで、痛い目に遭わせまして、ごめんなさい。とのことです。
2)祐天寺大将は、隣の畑でトウモロコシを1本もいで持ってっちゃった。二度としないように! とのことです。
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by tenki00 | 2005-06-28 23:06 | haiku

浮御堂雲丹句会

いつも同じことを言いますが、悪魔のように句を作り、悪魔のように飲みかつ喰う、浮御堂句会が無事終了。皆様、お疲れ様でございました。

お忘れ物!
EX-WORDという電子辞書、俳句月別歳時記(博友社)
心当たりの方、ご連絡を。
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by tenki00 | 2005-06-27 00:22 | haiku

麦2005年7月号

会長選で、巻頭句というのがあって、これはどの結社でもそうかな、いちばん良くできましたと誉めてもらった句という位置づけだろう。なぜそんな話題から始めるかというと、今月号の巻頭句に「や」「けり」と切れ字が2つ入ってることに、ちょっと面食らってしまったからだ。切れ字を2つ使っては絶対にいけない!なんて言うつもりは、さらさらないが、選評でその点には触れて、いわゆるルール違反だけど、素晴らしい句は素晴らしい、てな感じで説明があってもいいのではないかと思う。うっかり書き忘れたということなのかもしれないが、もしそうなら、編集部が、「ねえねえ会長、そこんとこ、やっぱ補足説明が必要なんじゃないの? 書いといてよ」と打診しオファーすべきなんじゃないか。そういうのを編集の仕事というのです、実は。

そんなことにこだわる私がバカなのか。ううむ。でもね、選句していただくために、毎月、7句をかき集めて、いちおうちょっとは悩みながら投句しているわけなんですね。こういうのって、どうなのよ? と思ってしまうわけです。麦の会の人以外には、どーでもいい話題で、ゴメンね。

あ、その句について、ひとこと感想を書いておくべきだろう。ちょっと面白い句。でもやはり「彼岸会や」の「や」は「の」でしょう。以上。
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by tenki00 | 2005-06-25 16:52 | haiku

瑞泉

文化人類学関係の印刷物は、私にとってはシノギではあるが、彼等にはそれで商売しようという魂胆がとりあえずないから、なかなかにコクがある。世界中のいろんな人がどんなことを考えて、どんなことをやっているのか、そう書くと簡単だが、それを研究するとなると、答えにはほとんどたどり着かない。答えというのはある意味下品なものだから、そんなものは希求するふりだけして、人類学者たちは、屁の突っ張りにもならない思索を続ける。実用にはならない。実用もまた下品なもんだから、そんなものはどうでもいいわけ。学者さんたちは、文科省やら企業やらをうまく騙して、研究費をぶんどればいいわけで、私もちょこっとそのお手伝いをする。きょうは、そういうオツな印刷物の発送作業やらを、仕事場で見守ったり(山本星人に多謝)、残った仕事をちょこちょこやったりしたあと、広尾のデザイナーさんとこへ。広告関係(某私立大学案内)、若干トラぶるにつき、めちゃくちゃ邪魔くさい。現実とかけ離れてナイスなイメージに仕上げてあげたが、まだなにかしてほしいことがあるか? 私立大学は入試の倍率が1.0倍を切った時点で、世間に「すみませんでした」と謝り、解散すべきと思うが、どうだろう? ガッコって、多すぎないか? 一方、若者たちよ、オッホン。本も読めず、何かを考えることもできずに、20歳近くにもなり、ガッコなんぞに行ってもしかたない。そんなこともわからんか(私はわからなかったから行っちゃったんだけどね)。話が逸れたが、広尾に行く途中、携帯電話が鳴る。S社K社長からだ。1本、原稿がある、入稿には手間取らないはず、右から左に流すだけの仕事だ、やってくんない? ううむ、目下、パンパンですがな、御社の仕事やら他社の仕事やらで。いったんはそう申し上げる。それにさあ、チョロい仕事というふれこみで引き受けて、ほんとにチョロかった試しはない。チョロくないから、外に振る。それはわかっているが、これまでお世話になっているS社K社長に、義理を欠いちゃおしまいだし、それじゃ話だけ聞きにうかがいます、月曜日でいいすか? と訊くと、「きょうでもいいけど」と、にこやかにおっしゃる。広尾での仕事のあと、タクシーに乗ると、青山3丁目の交差点がブタ混み(たいへん混雑とゆう意味)。ようやくS社に着いて、原稿をささっと眺めると、なるほど、まあまあ、きちんと書けていそうだ(えらそう)。大新聞で論説を長年担当したベテランが著者。なるほど、失礼いたしました。しかし、大新聞記者様は油断がならぬ。自分≒大新聞の物言いについて、無反省に自信満々である場合が多い、多い。「プロのジャーナリスト」が書くものに価値がないはずがないという、根拠のない自信に支えられて、大いに勘違いしていらっしゃる記者様が多い、多い。ま、それはそれとして、ともかく原稿はお預かりしますと辞去して、神谷町方面へ。

神谷町に何をしに行くのかというと、瑞泉を応援しようという集まりに出るとゆうわけ。瑞泉とは、知ってる人は知ってると思うけど、泡盛(沖縄焼酎)のブランド。まあ、トップブランドだわな。それを応援するというのは、瑞泉からすれば、うれしいというか、まあちょっと変則プロモーション(とはいえ、田舎の名産品ではありがちなプロモーション手法ですが)。なんで、そんなところに出かけるかというと、由季氏の親戚のおじさんが、沖縄赴任時代、瑞泉酒造の旦那と付き合いがあったよしみで、応援しているというわけで、そのおじさんと前にしゃべったとき、「こんどぜひその集まりに行きまっせ」という話になっていたので、お知らせが来たのだ。で、ガッコ帰りの由季氏とは現地集合で、パストラルとかなんとかいうとこに出かけたわけ。

パストラルなんとかは、はじめて行った。農林中央金庫関係の会館とは知っていたが、お百姓さんの会館と思ってはいけない。1.5流か2流のホテルくらいの豪華さだ。会費を払い会場に入ったとたん、瑞泉の水割りを渡される。ちょっと遅れていったので、おじさんの開会の挨拶がちょうど終わって、乾杯!というシーン。ところが、そこでびっくり。せいぜい十数人か数十人のチマチマした集まりだろうというアタマで行ったが、優に100人以上いる。いや200人か。そして、背広・ネクタイだらけである! 私のようなポロシャツ姿は一人もいない。おまけに赤いポロシャツだ。赤い服は、私以外には、アトラクションで呼ばれた沖縄のラテン女性歌手(あやしい)だけで、そのおばさんは全身真っ赤だった。

古酒40というのが、品評会でいい成績をとったらしいが、旨い。私はシノギで駆け回ったあとなので、空腹このうえない。飲むより食べるぞ。沖縄料理もいろいろと並んでいる。いろいろ皿にとり、喰う。旨い! ソーキソバもあるので、由季氏が順番を並んで2杯分持ってきてくれて、喰う。旨い、なつかしい。沖縄に行きたいなあ。と食べまくっているまわりでは、背広たちが、名刺交換しまくっている。

背広だらけ、女性はよそいきっぽい人だらけのなか、1人、Tシャツ姿の若い女性がいる。瑞泉のラベルを背中にプリントしたTシャツだ。これが気に入った。私は、背中にプリントしたTシャツが好きなのだ。そして、この瑞泉のラベルは渋い。どこで手に入るのか?訊いてみると、瑞泉の酒蔵で手に入るという。ほしい。沖縄に行ったら買うか。と思っていたら、Tシャツの隣りにいた女性が「送ります」とおっしゃる。瑞泉酒造の女将さんだった。名刺をくださるので、私も名刺を渡す。「この住所に送ればいいですね?」 え? ほんと? うれしい! 代金はどうお支払いしましょう?と訊くと、そんなものはいらないらしい。え? そうですか。うれしいなあ。

最後は抽選会。1等賞は沖縄往復航空券、2等賞は瑞泉9リットル甕。大いに期待したが、5等賞にもハズれて、賞品はなし。会が終わり、おみやげは瑞泉のボトル。あ、ちょうどいい。あさっての浮御堂句会に使おう。御参加の皆様、瑞泉の古酒40、1本あります。旨いので、大いにご期待を。このくらいの宣伝はさせてもらいます。Tシャツ送ってもらうんだから。 
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by tenki00 | 2005-06-25 00:22 | pastime

近藤十四郎さんからライブのお知らせ

が届いた。

うひゃあ、このチラシいいなあ。

千駄木の古本屋でのライブということでどんなもんか想像がつかん。
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by tenki00 | 2005-06-23 18:21 | pastime

活字文化?

こんな記事を読んで、ふうんふむふむとちょっと興味深い。

活字文化という言い方がよくわからない。なんだ?これ。
だが、活字と書籍(紙媒体)がセットになっていた時代が終わったことはわかる。活字文化議員連盟声明を読むと、これは活字文化でなくて、出版文化でいいのではないの?と思ってしまう。

本。印刷技術。活字。
このあたりの概念的整理はしないとねえ。どうでもいいが。

どうなっても「本」という形式は、形式として強力かつ豊潤。まだ数百年は続くんじゃないか。
その間、出版社が儲かろうが潰れようが、ブックオフが儲かろうが潰れようが、知ったこっちゃないが。
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by tenki00 | 2005-06-22 00:12 | pastime

父の日Ⅱ

東北自動車道を北へ、私とカミさんと、後部座席には義父と義母。岩手まで出て蕎麦を食い、そこから東へ。行き先は宮古だ。

義父はずっと会社に勤めた人だったが、そんな感じはしない。私は人によく冗談で義父のことを「顔は警察かやくざか、そんな感じ」と告げるが、それは失礼な話で、男らしい男前で、大正生まれらしい寡黙と毅然、ストイシズムも感じさせる、というと褒めすぎか。いやそんなことはない。私は義父のこの感じにずっと憧れつづけている。

結婚前にはじめて挨拶に行ったとき、義父は私と簡単な挨拶をかわしたあと、新聞を読み続けていた。会話がない。「田舎はどこですか?」とぽつりと訊くので、それに答えると、すっと立ち上がって二階に上がり、地図帳を手に戻ってくると、ページを開き、「ここだね」と小さな地名を指さした。その行動がとてもおかしくて吹き出しそうになったが、それを堪え、「はい、そうですそうです」と答え、それからまた会話がとぎれた。

結婚式当日、式が始まる前に、義父が「結婚を許した覚えはないが……」と言った。私とカミさんは笑った。だって、挨拶にも行ったし、おとうさんは地図を開いて、あまり話もせずに、それから何度も会っているし……。「あれはだな」と義父は言う。「つきあうという挨拶だろう。たしかにつきあうことは許したが、結婚を許した覚えは……」。そういえば、私も「お嬢さんをください」と言った憶えはない。いや、そんなこと口にするはずがないか。ともかく、そんなことより、もう式が始まる時間だ。

義父は会社勤めだった人なのに、そんな感じがまったくしないと言ったのは、義父がサラリーマンではないという意味だ。サラリーマンとは、属性のことで、会社に勤めているか否かに関わりはない。高校生にもサラリーマンのようなやつはいるし、芸術家をきどったサラリーマンや、企業に属さない、いわゆるフリーランスのサラリーマンをこれまで何人も見てきた。一方で、会社に属し、会社に貢献しながら、サラリーマンではけっしてない人たちがいる。仕事をする人間、仕事ができる人間は皆そうだ。

義父は二度、社長と喧嘩をし、二度飛ばされたという。一度は九州の久留米に、一度は岩手県の宮古だ。二度とも単身赴任。家には義母とカミさんと義妹が残り、カミさんはピアノなどというものを習っていたので、たいそうカネがかかったらしい。おとうさん、ごくろうさまでした。

義父は宮古の思い出をよく語った。一度、皆で行きたいとも言った。それで行くことになったのだ。宮古に。私たちが結婚して5、6年たった頃だと思う。

宮古はさびれた港町だった。そのさびしさを、私はとても気に入った。何度でも来たいと思った。静かに衰弱していく町は、しかし、いじけていない。海には信天翁がやかましく舞っていた。

魚を食べさせる店で夕食をとっているとき、すこし酔いのまわった義父が、店の名を口にして、そこに行こうと言い出した。事情が飲み込めないが、単身赴任時代になじみにしていた飲み屋らしい。義母の表情に、こうとは読み取れない複雑なサインが浮かんだ。義母は、行ってみたい、ぜひ行こうと、義父の提案に応えた。縄のれんがかかる典型的な風情の店だった。戸を開けて入ると、客はひとりもおらず、女将さんが椅子から立ち上がった。

義父のことはすぐにわかり、それほど大袈裟に懐かしがることもなく、劇的な時間など流れず、しかし、なんだかとても不思議な空気が充満した。私とカミさんは、さきほどから、まったくの興味本位で、楽しみな映画を観る前の子どものように、この店まで歩いてきたのだが、期待は裏切られなかった。ドラマのようではないが、その点がむしろ感興きわまりない。こうした場合、女将さんは、美人でないと芝居が決まらない。にもかかわらず、現実には、美人の女将というのはなかなか存在してくれず、いつも中途半端な仕掛けに終わる。ところが、宮古のこの女将は、まさしく美人である。岩手や秋田に多いタイプの美人なのだ。女将は、義母にまずお酌をし、それから義父の杯に酒を注いだ。義母が女将さんに向かって、饒舌に家族構成などを語る。義父と女将は言葉が少ない。昔話をふたつみつ。その程度だった。店を出て、前を歩く義父と義母の背中を見ながら、私はカミさんと「なるほど、なるほど」と下世話にうなずきあい、にこにこと夜道を歩いた。それから宮古にはもう一度、皆で足を運んだ。今から2年前くらいだったか。だが、そのときは、あの飲み屋には行かなかった。それがどうしてかはわからない。

義父とはたまに食事をともにする。この父の日もそうだった。宮古には、また皆で行きたいと思う。いつ行けるのか見当はつかないが。

そしてその宮古から、この週末、浮御堂句会のための雲丹が届く。牛乳瓶に詰めたとびきり旨い雲丹だ。
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by tenki00 | 2005-06-21 00:35 | pastime

誕生日

誕生日だから外で食べようかとカミさんが言い、甲州街道のイタリア料理チェーン店へ。食べながら、カミさんが「いま思ったんだけど、ノリちゃんて(私のことだ)、キムジョンイルの長男に似てるね」。

ああ、あれか。成田で捕まってた男? ショック! きっつい誕生日プレゼントだなあ。
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by tenki00 | 2005-06-20 22:35 | pastime