カテゴリ:hai-zukan( 7 )

俳句図鑑07 鶏

d0022722_0571467.jpgにわとりも色えんぴつも目を閉じて  岩尾美義
にはとりの煮ゆる匂ひや雪もよひ  鴇田智哉
鶏と鶏ぶつかり遠き春の火事  正木ゆう子
鶏追ふやととととととと昔の日  摂津幸彦
折紙のにわとりに午後あるごとし  宇多喜代子
[PR]
by tenki00 | 2007-04-16 19:15 | hai-zukan

俳句図鑑06 結婚

d0022722_11445249.jpg婚近き青年兜虫拾ふ  沢木欣一
婚の荷を解くや百尾の蛇逃ぐる  八木三日女
まっくろな水平線に鮫の花嫁  夏石番矢
夕合歓や結婚詐欺の唐手二段  塚本邦雄
全身のレースの穴の花嫁よ  松葉久美子
あいつと夫婦になるぞらっきょう畑全開  毛呂篤
[PR]
by tenki00 | 2007-04-06 11:45 | hai-zukan

俳句図鑑05 豚

d0022722_3311516.gif炎天を遠く遠く来て豚の前  西東三鬼
蟻とならんか豚とならんか豚見てをり  加藤秋邨
天つつぬけに木犀と豚にほふ  飯田龍太
村ぢゆうの障子が白し豚を飼ふ  木村蕪城
大花白豚(はくとん)歩いてゆくぜ白鳥だぜ  金子兜太
リモコンと豚のくるまる毛布かな  二輪通
[PR]
by tenki00 | 2007-03-30 22:20 | hai-zukan

俳句図鑑04 考える

d0022722_2484228.gifねむれずに象のしわなど考へる  阿部青鞋
守宮出て全身をもて考へる  加藤楸邨
秋風の考へ止めしごとく止む  加倉井秋を
むつかしく考へてゐる糸瓜かな 小川軽舟
ぶらんこに乗つて助役は考へる  夏井いつき
考へてをらない蝌蚪の頭かな  後藤比奈夫
考えていると年寄る片時雨  池田澄子
ふくろふを頭にのせて考へる   吉田悦花
[PR]
by tenki00 | 2007-03-28 13:30 | hai-zukan

俳句図鑑03 仏壇

d0022722_30597.jpg
仏壇の菓子うつくしき冬至かな  正岡子規
仏壇に尻を向けたる団扇かな  夏目漱石
仏壇に先祖こみあふ涼しさよ  長谷川双魚
仏壇の秋暑の扉開けてあり  斉藤美規
仏壇に実梅の青の十ばかり  毛呂刀太郎
仏壇に西瓜一個は多すぎる  雪我狂流
[PR]
by tenki00 | 2007-03-26 23:23 | hai-zukan

俳句図鑑02 愛

d0022722_0431825.gif
乾草匂う夜目にも愛の自転車立て  鈴木六林男
丘の上に李あり愛の日の君も  金子兜太
鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし  三橋鷹女
ひとの愛うたがはずセル着たりけり  安住 敦
愛をもて編みしジヤケツのかく痒し  鷹羽狩行
植物園に棒立ちの愛まっさおな  八木三日女
雨のノエルの愛とか自律神経とか  池田澄子
凩や愛の終わりのカツカレー   長谷川 裕
[PR]
by tenki00 | 2007-03-23 23:58 | hai-zukan

俳句図鑑01 魔法瓶

d0022722_0142834.jpg

春昼や魔法のきかぬ魔法壜   安住 敦
春昼やひとり声出す魔法壜   鷹羽狩行
桃節句湯気と湯の出る魔法瓶   山畑禄郎
母の墓にて覗く魔法瓶の内部   上月章
魔法瓶抱きて火事の火を逃ぐる   皆吉司
湯ざましが出る元日の魔法瓶   池田澄子
黒南風や生まれも育ちも魔法瓶   佐山哲郎
[PR]
by tenki00 | 2007-03-20 22:00 | hai-zukan