カテゴリ:haiku( 720 )

自句自解って

…ジクジクして痒い、ということでしょうか。

と、まあ、そんな戯れ言は置いておいて(と言いながら、これ、二度目。自分で気に入っていたりする)。


自句自解は、するのも、聞くのも、読むのも、しません。

(例外は、自註程度に抑制が効いていれば、というところですか。三鬼のとかは読みましたね)


ジクジカイをキョヒする理由は、

それなら、最初から、数十字か数百字かで書けばいいのに!

ということに尽きます。

自解するなら、俳句にする必要はないわけで。


ひじょうにわかりやすい。つねにシンプルに考えるですよ。自分は。


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by tenki00 | 2012-07-14 20:00 | haiku

「おもしろすぎ」というダメ出し

「この句、おもしろいね」「これもちょっとおもしろい」と俳人/俳句愛好者同士のよくある会話に興じていたところ、「天気さん、そっち、ですか」と、ムラコシ君(22歳)が、まだ若いのに女衒のような世慣れて邪悪そうな目つきで宣う。

あ、これは誤解が生じたな、と。

いや、私の言う「おもしろい」は広義であって、「つまらない」か「おもしろい」か、どっちとも言えないか、そのくらいの意味。笑えるという意味とは違う。そう説明しておいたわけですが、実際、俳句における「おもしろい」は、使用法にかなりの幅がある。

例えば、「おもしろすぎ」という評言は、多くのケースで決して好評ではない。とりわけ、ベテランや俳句の先生っぽい人がこれを口にするときは苦言と解するべき。つまり、笑いをとろうとしているの? 一発ギャグ? こういう句はダメよ、ということです。

このへんは、俳句世間に少しいればわかることですが、最初のうち、あるいはいわゆる「俳壇」的な事象に接していない人には、ひょっとしたら伝わらないかもしれません。

句会が大喜利のようになったらつまらないし、俳句全体がお笑いさんのネタみたいになっても困りものですから、「おもしろすぎ」と冷たく言い放って、そのへんを抑制することは必要かもしれません。

ひとつ補足しておきたいのは、俳人の言う「おもしろすぎ」は、句としてかなり出来上がった句に向けられます。ヘタな川柳みたいな句、笑わすつもりだろうけど笑えない句には使わない評言です。ここを誤解すると、ちょっとヘンな方向に行っちゃうので、要注意ですね。

いや、だからどうした、というのではなく、俳句世間のほぼ内部でだけ了解されていること(秘儀的 esoteric というやつですな)、符牒(ジャルゴンってやつですな)っぽい言い方って、いろいろあるんですよね、と。その程度のことなんですが。


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by tenki00 | 2012-07-11 22:50 | haiku

姫キャラ

何を詠むのかは、存外重要で、

梅園を歩けば女中欲しきかな  野口る理(以下同)

梅雨寒し忍者は二時に眠くなる

と、週刊俳句編『俳コレ』所収の「眠くなる」100句にあるこの2句は、忍者、女中と、かなりエッジなところに切り込んでいる。

さらに「スピカ」に掲載の「彼女」7句には、

紫陽花に住み貧乏を知らざりき

こう3句を並べると、どこかのお城のお姫様という作者像が浮かび上がる。あんみつ姫か、つる姫か、どっちなのかはわからないが、庶民、平民でないことは確か。

『俳コレ』入集の100句には、また、

トンネルや渡り漁夫らの騒がしく

敵国の形してゐるオムレツよ

など、為政者視線の句も。このあたりは作家性と呼んでさしつかえないだろう。


ところで女性の俳人はたくさんいらっしゃるが、なにぶんにもキャラ的なバリエーションが貧しい。例えば、ピカレスクな句を書く女流俳人がいてもいいと思うが、ほとんど思い当たらない。

「お城のお姫様」キャラは、それとはまた別にかなりユニークで、この路線をどう展開するかは別問題としても(いまは戦国時代でも江戸時代でもないからね)、どうにか、がんばってもらいたい(って何を?)と、これはかなり本気で思っているですよ。


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by tenki00 | 2012-07-03 23:54 | haiku

表面主義俳句 リンクのメモ

2005/1/4
表面主義俳句宣言
http://sky.ap.teacup.com/tenki/112.html

2007/2/26
あらゆる深さをはぐらかす~表面主義俳句宣言・断章
http://tenki00.exblog.jp/4809026/

2007/2/27
その手前に形づくられる読むことのたわむれ~表面主義俳句宣言・断章02
http://tenki00.exblog.jp/4809298/

2007/3/1
なんでもかまわないもの~表面主義俳句宣言・断章03
http://tenki00.exblog.jp/4843299/

むかし書いたものは、いまとずいぶん口調が違う。


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by tenki00 | 2012-06-26 23:22 | haiku

どんな季語を?

某日、席題句会で、理科室にビーカーやらフラスコやらが並んでいるといった句が出た。字余りではありません。この内容が12音になっている。あとは季語。

「夏休み」という季語で、概ね、これが好評だった。でも、私は、「それだと泥棒が詠んだみたいだな」と思った。

かの十二技法(*)じゃないけれど、どんな季語を持ってくるかが大事なことが多い(俳句のジャルゴンで言えば「斡旋」てやつですな)。

これ、俳句(句会)をゲーム的に捉えれば、頭の捻りどころだし、ブンガク的に捉えれば、作家性の出るところですね。

私自身は、こういう場合(というのはつまり取り合わせの構造の場合)、「限定」にはなっても「説明」にならないように心がけていますが、なかなか難しい。「限定」というのは句意がぼんやりしないように、という意味。「説明を避ける」というのは、事態の念押しや感興の押しつけを避けるという意味ですが、線引きは難しい。その意味で難しいのですが。

まあ、そんなこんなで、もうすこし俳句を作っていくことにします。


(*)
遠藤治:十二音技法」が俳句を滅ぼす
中村安伸:十二音技法 たとえ俳句が滅びるとしても
「十二音技法が俳句を滅ぼす」への言及記事

いま読んでも面白い。遠藤さんの最初の記事に付いたコメントや、いろんな反響(ブログ記事)も含め。


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by tenki00 | 2012-06-18 22:00 | haiku

読まれること

つくった俳句で、見識を問われることはないと書いたが(≫こちら)、何か別のことは問われるのだろう、きっと。

他人様の目に触れるのに、最低限クリアしておかねばならないこと、というのがありそうで、それは何なんだろうなと。こういうことを考えだすと、一句も投句できない、一句も発表できない、という状態になるので、考えないほうがよいです。


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by tenki00 | 2012-06-13 22:00 | haiku

「について」と「を」

俳句について何かを語るとき、なんらかに、見識を問われる、というか、しばしば見識を疑われる、というか、まあ、程度はいろいろでケースにもよるのですが、そんな立場に身を置くことにはなる。

ところが、俳句を書くのに、見識を問われたりは、あまりしない。

(そんなことはないのか? 自分の経験で言っている。俳句について書かれたものを読むとき、書き手の見識を疑うことはあっても、俳句を読むとき、作者の見識を問うたりしない)

「について」と「を」で、扱いがずいぶんと違う。

「について」書くこと、語るというのは、ずいぶんとハードで、割の合わないことをやっていることになるが、まあ、それも、語りたいから書きたいから、という、自分の欲求にしたがうまでのことなので、誰にも文句は言えませんな。


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by tenki00 | 2012-06-09 22:00 | haiku

生きていた?

俳句集団【itak】のウェブサイトで始まった五句競詠を読みました。
http://itakhaiku.blogspot.jp/2012/05/itak_26.html

※【itak】については、例えばこちら ≫俳句集団【itak】前夜(五十嵐秀彦)


闇の百合芦谷ミエ子に生存説  高畠葉子

ただならぬ雰囲気。「じつは生きている!」のただならぬ感を、「闇の百合」という、いかにもテンション高い5音が増幅する。

あしやゆみこ? 存じ上げない名前なのでググッてみたが、わからなかった(なんでもネットでわかると思うなよ、自分)。わからないとなると、さらに、ただならぬ感じで、「いったい、この句は?」という不分明さが強烈に残る。

為念。わからないことは、(わからなさの種類によるが)悪いことではない。この句、興趣のある不分明。


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by tenki00 | 2012-06-01 20:00 | haiku

俳句はダメでしょ

5月某日。ストリーミング(動画)配信を終えたSST+Haiku Driveのみなさんと打ち上げで焼鳥屋。

いろいろなお話ができて、たいへん有意義かつ楽しかったのでありますが、例えば、『赤旗』紙の俳句欄の話から、「赤旗的に、どーなんだ? 俳句はいいのか? おい」との声。

いいわけがない。

思想的な一貫性、これ、大事。


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by tenki00 | 2012-05-24 20:00 | haiku

「家事」

…という兼題(テーマ詠)が出て、それを考えているのですが。

オクンチ句会 http://www3.ezbbs.net/03/0123/


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by tenki00 | 2012-05-18 20:00 | haiku