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科学と神秘

治るとか治らないとかという話。

「虚構体系」の効果
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100909

プラセボでもいいじゃないかという見方もたしかにできる。代替医療の数々の弊害は、まったく別の問題として。

極私的体験談。

むかしむかし、右人差し指を傷めた。腱鞘炎のような状態? 原因ははっきりしていて、エクセルをアホほど操作したから(データ処理からグラフ作成。定期的、それもかなりの圧縮日程で、かなりのスピードでほんとアホほど操作した)。クリック腱鞘炎。

エクセルはクリックを多用するアプリ。ちなみに私はショートカットキー多用派で、クリックは人より少ないほう。ともかく長らく、そうとうの痛みに苦しんだ。そこで奨められて鍼治療(無痛鍼)を受けた。

私自身は神秘的なものへの懐疑はそうとう強い。若いときマーティン・ガードナー『奇妙な論理 だまされやすさの研究』をおもしろく読み、納得もした。それより以前に「科学信仰」は強い。オカルトは、霊からUFOから占いから何から何まで、いい意味でも冗談としか思わない。

で、その無痛鍼。2時間ほど治療を受け(ほとんどは安らかに眠っていた)、鍼灸院から出ていたとき、人差し指の痛みはきれいさっぱりなくなった。

「どれだけ暗示が効くんだ、自分!」と吃驚。

鍼が科学的に私の指を治療したとは考えない。でも、あれだけの痛みがきれいさっぱりなくなり、以降、再発することもなかった事実を、私は受け入れる。

プラセボ、上等。

痛みから解放されると同時に、懐疑的であるとともに暗示にきわめて弱い自分を知ることとなった。

科学と神秘は、私のなかで、りっぱに共存している。




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by tenki00 | 2010-09-29 22:00 | etc

エキゾチック・ジャパン

週刊俳句・第179号に、「真説温泉あんま芸者 第6回 旅する眼 エキゾチック・ジャパンの表層」を書きました。
http://weekly-haiku.blogspot.com/2010/09/1792010926.html

この手なら、これもだよと、rockets_yamadaさんが教えてくれたのが、これ↓
http://www.youtube.com/watch?v=tUR1avaoCcY

「ロスト・イン・トランスレーション」は評判のいい映画だけれど、未見。借りて観てみよう。

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by tenki00 | 2010-09-28 23:30 | etc

キリのいい数字・悪い数字

256や512はキリ番(切りの良い数字)と感じるのは少数派という記事を読んで、まあ、そうだろうなと思うと同時に、とても不思議な感じもする。

例えば、256は、書籍の基本ページ数だった(今はもっと薄くなっているようですが)。16×16=256。印刷機が一度に印刷するのが16ページ。その倍数がキリのいい数字ということになる。256ページを「にごろ」と呼ぶのは関係者だけでしょうが、特別な数字であることはまちがいありません。

コンピュータの二進法だけじゃなくても、世の中には2の倍数で成り立っていることは多い。

学生時代(あるいは今も)麻雀を楽しんだ人は多いと思いますが、点数は、すべて倍数です(2とは限りません)。1300の2倍で2600点。これは「いちさん」「にんろく」と呼んでアタマに入っている。5200点(ごんに)もそうです。それ以降は満貫(8000点)にまとめてしまうルールもありますが、そうでないルールもたくさんあります。

1600点から始まる点数は、3200点(ざんに)、6400点(ろくよん)、12800点(いちにっぱ)。さらに14400点(いっちょんちょん)を採用するルールもある。

声に出さないから、256やその他の数字(倍していって得られる数字)が、アタマに染み込んでいかないのか。理由は知りませんが、倍数は、生活や遊びの基本になっているわけで、それがキリがいいかは別にして、特別な数字でないわけがありません。

一般的にキリがいい数字というのは、十進法から来るものなんでしょう。ぴったり10000人目とか。十進法は、たしかに便利なものですが、全領域で便利なわけではありません。

友人とレストランに食べに行くのに、10人はぜんぜん「ぴったり」じゃない。8人なら、2つ空いていた4人掛けテーブルにぴったり座れたのに、10人じゃダメ。他の店にするか、待つか、と。

こうなるので、10も10の倍数も、どうにもキリが悪いというケースがたくさんあります。十進法の感覚だけでは暮らしていけない。

(いわゆる文系的発想? じっさい私は理数系の素養がゼロ)

あるいは、句会をやる人なら、反故の紙を等分して、投句用の短冊をつくりますよね(えらく限定的な話題w)。そのとき、1枚の紙から10枚短冊をとろうなんてことをしたら、たいへんです。だいたいはA4判から8枚あるいは6枚。ここでも、10はぜんぜんキリのいい数字じゃない。

というわけで、はじめに戻りますが、256や512が、人のアタマや心に浸透しきっていないというのは、やはり、とても不思議なことに感じるです。はい。

まあ、「キリのいい」という表現が問題なのかもしれません。「128」や「256」やが特別な数字であることは、みな了解しているが、キリがいいとは思わない人が多いということかもしれません。




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by tenki00 | 2010-09-05 12:36 | etc

破綻せよ、と

偶然知った車谷長吉の人生相談(2009年6月)。
http://toriomega.blogspot.com/2009/06/blog-post_17.html

女生徒を好きになってしまって悩む男性高校教師(40代)に「好きになった女生徒と出来てしまえば、それでよいのです」と答える車谷長吉。破綻してからが人生の本当の始まりであると説く。

よく朝日新聞が載せたなあ。


女知り青蘆原に身を沈む 車谷長吉(『業柱抱き』1998)




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by tenki00 | 2010-08-20 22:30 | etc

4月に降る雪


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by tenki00 | 2010-04-17 09:19 | etc

善意

…が、誰かのためになるために、善意のほかに備えなければならないものは数多い。

そのことがわかるのは、例えば、アフリカ事例。

困っている人たちを助けているという錯覚
BBC「エチオピア基金援助は武器に変わった」

知性? 状況把握? 情報? (善意が自己愛ではないのかと)絶えず自省すること? きっと全部。だけれど、全部が備わるのを待っていては、いかなる善意も実行されずじまいで終わる。

むずかしいですね。
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by tenki00 | 2010-03-31 01:56 | etc

『塵風』第2号、出ました

d0022722_14445499.jpg『塵風』第2号 2010年2月/全168頁/頒価1,000円

俳誌と銘打たれていますが、記事・ビジュアルが豊富かつ充実です(俳句のみのページは全体の30%弱とシェア少)。
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お問い合わせ/お買い求めはyutenji50@gmail.com まで
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目次・抜粋

【特集 風景】
●斉田仁 関東ローム層 20句
●渡邉秀雄 幻となって息づく風景~ある「歌枕」論に触発されて
●宮岡蓮二 失われる戦後風景
●井口吾郎 赤と黒の圭子 原風景としてのレコード店
●宇野亞喜良 眠れる少女(18句+イラスト)
●石澤治信 アントニオーニ 抱擁する風景
●村上健 商店図譜
●皆川燈 記憶の幻郷へ つげ漫画のぬくもりと懐かしさ
●浮かび消えてゆく風景とは……森井睦
●山羊タダシ 地の星屑
●山口東人 地下室のメロディ 水路の風景をめぐって

d0022722_1430432.jpg高野文子インタビュー「もの・しぐさ・身体・視線」 一挙19ページ!
●『塵風創刊号』読後評 谷雄介/山口優夢
…ほか
題字:北村宗介 表紙写真:鬼海弘雄

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私は塵風同人なのかそうでないのかわからぬまま俳句を載せてもらってます(すみません)。


追伸:奥付に「ものすごいもの」を見つけてしまいました。
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by tenki00 | 2010-02-19 18:00 | etc

予測された現在

22年とは、長いのか短いのか、わかりませんが、ツイッターで知った中井久夫1988年の近未来予測(の要旨)を読み、あまりの的確さに吃驚しました。
引き返せない道:Toward the Sea

必読。

2010年時点の現状把握としても。

ちなみに1988年がどれくらい昔なのかというと、ソニーがCBSレコードを買収した年。バブル崩壊(1991年)はまだ兆しも見えていなかったと思います。その時点で、これか、と、ふたたび吃驚。
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by tenki00 | 2010-02-11 10:00 | etc

正義の味方?

↓↓↓わかりやすく整理されています。
“検察が逮捕したい人”一覧:Chikirinの日記
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100118

検察の人は、私利私欲で動いでいるのではないのでしょう。「世の中をよくしよう」と思って、(多くが指摘するように)「恣意的に」、狙いを定める(国策捜査)。正義のために、仕事を遂行する、ってことで。

でも、「世の中がこうあるべき」と誰かが考えた世の中像の実現のために、力が直接行使されるというのは、やはり怖い。

迂遠でも、非効率でも、方向違いでも、「みんな」の思うところがぐちゃぐちゃと統合されつつ、よたよたしながら、「あるべき世の中」が模索されるというのが、いわゆる近代的(民主主義とはあえて言いません)な手順。

たいていの人は「狙われる人」にはなり得ないのだろうから、他人事のままなのですが、わりあい大事なところです。反オザワ・親オザワとか、そういう問題ではなく。
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by tenki00 | 2010-01-19 18:00 | etc

2タイプ

くつろいでいても、ポーズがぴたっと決まる子と…

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くつろぐとなると、どこまでもくつろいでしまう子と。

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これは年齢のせいだけではないような。
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by tenki00 | 2010-01-06 14:59 | etc