好き句58 村田篠

六月の風ごとたたむ段ボール  村田 篠

段ボールだから、あまり乾いた風でないほうが合う。6月は、いい案配だ。

ところで「紫野」さんの表記で親しんできたshinoさんが「篠」さんで行くらしい。ただいま、あちこちを襲名披露で廻っておられるようだ。

俳号は、皆いろいろ考える。ざんくろーさんは、どこかから「苗字がないのは、どうなのよ?」というプレシャーがあったりして、悩んでおられるようだ。その声は、私も小耳にはさんだ。麦のえらい人の声だった(強制っぽくはなかったけど、若いもんにしてみれば、倍以上の年かさの人から言われたら、悩むわなあ)。

そんな声には耳を貸さずに、好きなようにやれば? とも言えるが、私個人の感想としては、「本名でいけば?」である。ざんくろーさんの本名を存じ上げているが、俳号としてなかなかびしっと決まると思う。とりあえず本名という手はあるな。

篠さんの話に戻ろう。『月天・八號』から、いろいろと好き句を取り上げる、その第2弾。巻頭から、ぼちぼち行くつもり。ということは、篠さんの「月の部屋」20句が巻頭ということで、おめでとう!

まあ、結社誌のように「巻頭」に血眼になるとゆうことはないんだけど、月天で今年、篠さんが巻頭というのは、篠さんにとっても、月天にとっても、ベストなタイミングだと思う。っつうような言い方はほんと生意気で恐縮だけど。

ほかには、これ、いいですねえ。

ふくろふの鳴いて扉の軽さかな  村田篠

これからも御健吟あそばせ。


掲句はいずれも『月天・八號』所収。
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by tenki00 | 2005-06-05 23:06 | haiku-manyuuki
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