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脇起歌仙「宇都宮」 会場

満尾です!

http://tenki00.exblog.jp/8213450/ で自然発生した歌仙。コメント欄は、字数制限があるため、こちらに移動しました。

預かり知らぬところで、勝手に、発句にされてしまった句の作者、筑紫磐井氏には、笑って許していただけると思います(怒られたら、みんなで逃げましょう)。

ともかく満尾は、めでたい。以降、このコメント欄は、アフター歌仙・祝満尾の宴会となります。


    見たことも来たこともなき宇都宮   筑紫磐井
      腰巻のごと干瓢を乾す      筑波山猫
    卓袱台のしたへ実印ころがりて   てんき
      返すがへすも惜しき物件   三島ゆかり
    上海の空にあぶくのごとく月    き
      人民集ひ野分はじまる     り
 ウ  襟足に花鋏鳴る菊人形      ね
      同性愛の余生しづかに    り
    朝の虹消えて美童に変声期   き
      目隠し辻を曲る移り香    ね
    じやんけんのぽーんと鬼に白羽の矢 太田うさぎ
      とけて流れりや同じ雪降る    り
    ミネソタの氷の城に冬の月     ね
      風邪のひたひで卵を割れば   き
    自己嫌悪桜三月散歩道       やまちあん
      なくてはならぬ螢烏賊なり   り
    交番で傘を借りたる春袷     や
      自動販売機からお早う    ね
ナオ  寝返ると東西うごく食中り   や
      壁が崩れて花火飛び交ふ  り
    盗掘の毛羽も残さぬ仕事ぶり  き
      神の手なれば神の指這ひ  り
    双子座と美姉妹生れり卵より  ね
      愛がなくても年の差なんて  き
    百代の過客に入歯あるやなし  り
      豆腐一丁初穂の祭      ね
    靡くものなべて靡かむ月が下  ぎ
      颱風逸れて縁側日和     ね
    ヒラメ筋傷めてしまふ茸山    き
      妻をめとらば体育会系    り
ナウ  詩人らは薔薇食ふ話してゐたる  村田篠
      蝿取紙に蝿の百態      ね
    噴水の高さしばらく続きをり   り
      地元議員に圧力かけて   き
    遠山の散りぬるを我が花吹雪 ね
      日の当たりをる屋根の囀り  う

起首:2008-07-03 23:44
満尾:2008-10-14 11:57
by tenki00 | 2008-10-13 23:09 | kasen
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