俳句漫遊記143 虚

水中花みづにをひれのついてをり  吉田悦花

虚へと向かいますね、水中花という素材は。

「をひれ」がもつ譬え(話の尾鰭)のほうへと、水と水中花が傾いている。実体を表現するのではなく、言葉のなかで言葉が遊ばれている。これも俳句的遊戯の一側面。

『豆の木第12号』(2008年4月)より。
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by tenki00 | 2008-05-21 00:36 | haiku-manyuuki
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