俳句漫遊記112 三宅やよい

d0022722_20312667.jpg早春の駅の明るさ浅田飴  やよい

そう言われてみると早春の駅は、どの季節の駅より明るい気がする。「浅田飴」を舐めながらプラットフォームに立っている人も世の中にひとりくらいは絶対にいる。

時間? やはり朝、でしょう。あさだあめ。という駄洒落じゃないですよ。言っときますけど。

俳句が伝えるのは空気。それ以外のものだと、ちょっと鬱陶しい。この句の空気、じつにいいじゃないですか。


三宅やよい句集『駱駝のあくび』(ふらんす堂2007年1月)より
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by tenki00 | 2007-02-13 20:30 | haiku-manyuuki
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