俳句漫遊記95 中島斌雄

象の皺一日だけの雪降れり  斌雄

象の近景。街での暮らしです。アフリカじゃないわけだ、ってチャチャ入れないで。
明日には降っていない雪。なんでそんなことがわかる?などというツッコミは無用。
今日の雪が降る。
この句がなぜこんなにせつなく胸にしみるのか。それは、理由がないから。
句と心の作用の関係を叙述しきれないとき、句はもっともいい音を出す。いい響きを奏でる。

掲句は1976年作。『肉声』(1979)所収。
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by tenki00 | 2006-11-07 22:41 | haiku-manyuuki
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