俳句漫遊記93 二輪通

冬帽子豚の凡庸なるあたま  通

結社「炎環」に、豚の句ばかり作る人がいると知ったのは、数カ月前のことか。以来、興味津々。いつか読みたいと願ってきたが、このほど、親切な方がわざわざメールで送ってくだすった。多謝。

「豚Ⅰ」と題された作品には「豚」の句が15句並ぶ。

拝読した。「イロモノ」に堕することを免れているのは、技巧というより、むしろ作者の「精神」と見た。

そうとう禁欲的な態度でもあるが、句会でも、この人は、豚の句しか詠まないのだろうか? それとも句会には出ないのだろうか? いずれにせよ、ユニークだ。

俳句はいろいろあっていい。いろいろな俳句があるのが、幸福な状態。豚の句しか詠まない(発表しない)という態度は、たいそう素敵なことだと思う。
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by tenki00 | 2006-10-20 20:05 | haiku-manyuuki
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