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女性らしい句?

「女性らしい」という表現が、俳句の誉め言葉に使われることがある。

女性らしい感じ方? 女性らしい表現?

「男性らしい」という句評は、とんと聞かない。

男を感じさせる句はある。いわゆるマスキュリンな感じとは違う。「男らしい句」はある。でも、「男らしい」という褒め方はあまりしない。

「女性らしい」と誉められた句の作者が男だったりすると、どうなんだろう? というか、「女性らしい」と誉められた句は、嬉しいのかしら?(と、語尾変えてみる)

どうなんだろ? 句は、言葉は、そういう窮屈なところから逃げ出したいんじゃあなかろか?

ところで、俳句をやるのは女性が多い。歴史的な側面はさておき、いまは、俳句のマジョリティは女性である。以前、浮御堂くにたち句会にお越しになった大結社の若手女流俳人は、一同を見渡して、「女性が2人だけという句会は初めて!」とおっしゃった。ふうん、そんなもんか。男性女性の構成比率なんて考えたことがなかった。そこでお約束のように「狂流さんを入れて3人でしょ!」とチャチャが入る。

  たとうれば殿様蛙の雌なりし  雪我狂流

男性とか女性とか、そんなもの、どうでもいいことだわな。
by tenki00 | 2006-06-22 12:45 | haiku
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