ウルトラマン

「100題100句」の楽屋で紫土さんモキュ♪が教えてくれたウルトラマンジャズ。気に入ったので、CDを買っちゃった

ウルトラマンは哀しかった。巨大な異形だから哀しい。ヒロイックでもないんだな。

格闘シーンでは、例のジュワッとかいった叫び声や怪獣がドスンと転がる音だけが虚ろに響き、妙に静謐な時間だったですね。つまりは、異形として孤独に茫漠とした(実際にはチャチなセットの)空間にしか棲めない。怪獣も同様にそうであるわけで、あの格闘は交情にほかならぬ。

眼も、どこも見ていなくて、虚ろだし。

つまりは感傷的な、境界存在(人間と人間ならざるものの閾)の物語として、ウルトラマンはあった。

  ウルトラマンを脱ぎ捨てて俺栗の花  佐山哲郎 (『じたん』西田書店2001)
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by tenki00 | 2006-05-10 09:47 | pastime
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