俳句漫遊記75

春暁や音のはじめの雨の音   正木浩一

手に入らないと思っていた句集を買うことができた(四童さんの情報に多謝)。『正木浩一句集』(深夜叢書社 1993)は正木浩一(1942-92)の第二句集にして遺句集。

いい句、多すぎ。

俳人密度の高い(多くの人が詠もうとする)帯域の句群でありながら、他の誰かに似ている感じがない。

充分に(うれしくなるほど)技巧的ではあるんだけど、それがふわりとやさしい空気のなかにおさまっている。

1句、どの句を挙げていいのかわからないくらい。どの句を挙げてもいいくらい。ゆかりさんのブログ「みしみし」にもっとたくさんの句が挙げられているが、これらの句のほうが、この作家らしさをあらわすものかもしれない。ちょっとした上品な捻り(裏切り)で、この世がこうある不思議のようなものがきらめいている。

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これまでのシリーズ名「好き句」を「俳句漫遊記」に変更いたします。
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タイトル変更記念アーカイヴ解説 過去の「好き句」は↓
http://sky.ap.teacup.com/applet/tenki/msgcate5/archive
http://tenki00.exblog.jp/i3
まったく系統立ってない!
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by tenki00 | 2006-04-13 23:58 | haiku-manyuuki
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