好き句69 夏目漱石

安々と海鼠の如き子を産めり  夏目漱石

今日は漱石忌。

誕生した長女を「海鼠」と言える。漱石はやはり、おもしろい人だ。

熊本時代の句らしい。熊本第五高等学校で英語教師をしていたときの生徒のひとりが寺田寅彦。ふたりの付き合いが面白い。寅彦は漱石に俳句の教えを乞い、漱石は寅彦に理科のさまざまなことをさかんに訊いた。小説のネタとして取材したのだろうが、好奇心もあったろう。ふたりの付き合いは、漱石が東京に転任に、寅彦が東京帝大に入学してからも続いた。
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by tenki00 | 2005-12-09 21:44 | haiku-manyuuki
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