室津

素晴らしい写真とトポフィリ(場所愛)に満ちた東人さんのブログで、室津の風景を見て、びっくりした。室津は、私の生地のすぐ隣りの漁村。また、記事の真ん中あたりに2枚写真の置かれた網干(あぼし)駅は、中学高校の6年間、乗降に利用していた。写真右手の位置には自転車預かり屋があって、毎日毎日そこに自転車を預けていた。ホームから見える看板にも見覚えのあるものがあった。

懐かしいというのと、ちょっと違う。これらの写真の中にある時間と空間は、それらと親しいはずの私にとっても、遠い、というか、ある種独特の距離感が存在する。なんなんだろうなあ、この不思議な感触は。

生きられた時間・生きられた空間(lived time/lived space)という捉え方がある。時間や空間は、無味無色透明ではなく、固有の味や色合いや肌理をもった存在なのだなと思う。

東人さんの撮った写真を大きく拡大し、目を思いきり近づけて、ずっと見続けていた。そして、そのとき東人さんがその場所に立ち、カメラを通して、その風景を見ていたことを想像すると、また別の不思議さがこみあげてきたのだった。
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by tenki00 | 2005-12-06 18:21 | pastime
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