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某日日記 60億本のぶらぶら

七月某日。

月天の吟行句会、12時集合に20分ほど遅れて到着。佐山さんの携帯電話に「いま上野駅に着いたんですが、どのへん歩いてます?」

佐山さん「バカ、吟行は明日だよ!」

ふにゃふにゃ~。

佐山さん「かわいそうだから、そのへん案内してやろうか?」

おやさしい。いや、いいです、いいです。

せっかくだから、ひとり散歩することにする。入谷口から小雨の中を歩く。合羽橋に出て、ぶらぶら行くと、商店街が七夕祭りをやっているので、そこを抜けて、さらに行くと、浅草。浅草をまたぶらぶら。遅い昼飯、どこかで食べようと思うが、天麩羅屋とか観光客でごった返してそうで、ぞっとしない。結局、商店街から銀座線浅草駅に抜ける、怪しいことこのうえない地下街に降りて、改札そばでヤキソバ。こういうの、ひとりのときしか食べられないので、けっこう愉しい350円。

七月某日。

詩客というサイトに掲載してもらった10句(≫http://shiika.sakura.ne.jp/works/may-25-2012/2012-05-23-8867.html)を読んだという人(このタイミングはなんなんですか?という感じすが、ネットの記事というのは、当事者の思うよりも遅いタイミングで読まれたりする)から、「蛸が好きなんですか?」と訊かれ、答えに窮する。

寿司のタネも蛸が好きだが、美味しい蛸が食べられるところは少ない(廻ってても廻っていなくても)。

七月某日。

関悦史さんの句集『六十億本の回転する曲がつた棒』の田中裕明賞授賞式に参列。なぜ私などがそこにいるのかというと、メディア枠(週刊俳句)だそう。なのに取材はロクにせず。ただ坐って立って、だった。

どうする? 記事にするの?(と上田信治さんに訊いてみよう。

ひとつだけ書いておくと、『60棒』のキーワードは、フィリップ・K・ディックとアンチ=ヒューマニズム(反=人間中心主義。

これはいいことが聞けた。

で、そのお祝いに日本酒をお持ちした。「国の酒です」と説明すると、若いお嬢さんが「国って、タイ? フィリピン? きゃきゃきゃw」と、人を見かけで判断するようなことをおっしゃるので、昔は、「国」といえば「播州国」とか「武蔵国」のことなんだよ!とご説明差し上げる。

七月某日。

日にちを間違えていた吟行句会は、結局欠席。後日、23名もの盛況であったことを、六番町姐さんとの所用の電話で知る。ピーカンのなか、街はごった返し、句会も人口過密。アジアだなー、と、タイorフィリピン顔をさすりながら思う。

七月某日。

パソコンが何度やっても立ち上がらない。もうダメか、と。ふと思い立って裏のファン窓を見ると、埃だらけで中のファンにまでからまっている模様。掃除。パソコン復活。


by tenki00 | 2012-07-09 20:00 | pastime
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