クリント・イーストウッドの『ピアノ・ブルース』

クリント・イーストウッド監督の『ピアノ・ブルース』をDVDで観る。篠っち@月島の持ち物を、山本星人が借りて、それがだいぶ前にウチに来て、ようやっと時間がとれて、それで、観たのだ。篠さん、もうすぐ返しますです。御容赦。

で、だ。どうだったかというと、★をいくつつけても足りないくらい! 最高だ。

むかしのブルース・ピアニストがわんさか出てくる。イーストウッドが聞き手になる場面もあれば、昔のフィルムが流れたりもする。ニューオリンズ、シカゴなど、ローカル別の構成になっている。個々を言えば、プロフェッサー・ロングヘアーがやはり格別、唯一無二、至高であるとか、デイブ・ブルーベックという「もうとっくに終わっている」と思っていた爺さんが、しゃべるのも覚束ないほどの爺さんなのに、ピアノを弾くや凄い音を奏でたり、レイ・チャールズ(黙祷!)にはやはり「最高」という言葉しかなかったり、そのほかにも、たくさんの爺さんが、めちゃくちゃに渋い、おもろい、凄い、ソーバッド!

ひとつ観ているうちに思ったことは、ピアノはちょっと特別なものだなということ。この映画に出てくるピアニストは、ピアノを弾いているあいだ、みな「王様」である。世界の王様だ。これはほかの楽器、また歌手にもあり得ない。ジミ・ヘンドリクスは神々しいが、王様ではない。エルヴィス・オン・ステージのエルヴィスはスターだが、王様ではない。

うう、もう一度いわしてもらうが、最高だった。篠っちと山本星人に多謝。爺さんらに多謝。ピアノという存在に多謝。
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by tenki00 | 2005-08-25 00:01 | pastime
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