悲喜劇

『豆の木』第16号(2012年4月21日)より。

  酔った俺に執事みたいな冷蔵庫  峠谷清広

食べ物を供してくれるわけではないだろう。それは執事の仕事ではない。ただ、ある種の威厳をもって、すっくと立っている感じか。

「笑える悲劇」10句には、《金木犀母の脇毛を見る少年》《木枯らしや笑うと怒られそうな街》など、世界との違和がタイトルどおり悲劇とも喜劇とも言い切れぬ、微妙に俳句的な挙措を伴って並んでいます。


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by tenki00 | 2012-06-08 12:00 | haiku-manyuuki
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