先頭キャラ

『豆の木』第16号(2012年4月21日)より。

  先頭のマフラーものすごく長い  近恵

「ものすごく」という語は、俳句には収まりにくい。けれども、なんとなく収まっている。

先頭キャラ(先頭を行きたがる人)は異様に長いマフラーを臆面もなく巻いていそうな(なびかせたがるような)気が、そういえばする。奇異なものを見つけた、その捉え方に酷薄さが漂うところが、この句の味わいどころでしょうか。


「キューピー」10句を拝読すると、この作者、最近、すこし一発芸に走りすぎという感も。俳句は一発芸という側面もあるが、その場のウケを狙いに行きすぎると、コクを逃すということも。


[PR]
by tenki00 | 2012-06-03 22:00 | haiku-manyuuki
<< ひかりの物理 生きていた? >>