金沢と蝉と衆院選と餃子の王将

すっかり忘れていたが、週末に金沢に行くんだった。ずいぶん前に決まっていたのに、なんとしたことか手帳にも記さず頭からもすっぽり抜けていた。月曜日〆切のシノギを、工期半分に短縮して(つまり労働効率2倍にして)、犬のように働くが、おい! この作業、いやにぶっとくて、終わりがぜんぜん見えてこんぞ。この1年で最も真っ赤というくらいに真っ赤なゲラ(校正紙)。ううむ。

蝉が毎日、家の中で鳴く。家の中で鳴くと、1匹でもうるさいうるさい。なぜ蝉なんぞが家の中にいるかというと、うちの猫(フェル君)が大の蝉好きで、毎日何匹も捕まえてくるからだ。といっても、外に出しているわけではないので、フェル君の行動範囲は狭い。ベランダで、根気よく、壁に蝉がとまるのを待って、ぐわっと襲いかかり、捕まえるらしい。いつもはフェル君の宝物を取り上げたりはしないが、今日は蝉がまだ元気に鳴きまくっていたので、つまんで外に出してやった。油蝉だった。蝉を手にしたのなんて、何十年ぶりだろう。空に向かって飛んでいった。

衆院選のニュースが多い。自民党がリクルートした候補者や新党の話題は、かぎりなくどうでもいいが、なぜかホリエモン君だけは興味深い。理由は別になくて、あのおっちょこちょいなキャラクターが面白い。ただし、対亀井静香、対野田聖子にかぎりの面白さ。東京における知名度が田舎で通用すると思ったら大間違いだろう。広島6区、岐阜1区はブロードバンド化、進んでるのだろうか? 細木数子のようにライブドアを「ドア・メーカー」と思っている人がほとんどかもしれない広島、岐阜で、どんな選挙になるか。興味津々。

神田に行く用事があって、昼ご飯は水道橋駅近くの「餃子の王将」で食べた。鶏の唐揚げ(ユーリーチー)と餃子のランチはたったの609円。旨い、というか、いい食事をした気分、いい気分になる。学生の頃、下宿の近くの王将でよく食べた。その頃は、安いから食べるという感じで、おカネはないから「安さ」は重要な要素になる。それから時間がたって、学生の頃よりも「高い」店でも食事をするようになる。でも、それだから外食の時間が豊かになるわけではない。ユーリーチーランチの10倍の値段の食事をして、10倍楽しいかというと、当然そうではない。ものの値段とは面白いものだ。王将やら定食屋やら、安い店でしか食べられなかった頃の自分を、今の自分が羨ましがっている。その頃よりはすこしは経済的に余裕があるのに、その頃の自分のほうがエラい感じがする。いま王将やら国立の「スタ丼の店」で食事をするとき、数十年の時間を遡れるような気がしてしまう。それは錯覚だけれど、そういう店でひとり食事をするとき、なんだか気持ちがほんわかするのだ。


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by tenki00 | 2005-08-18 23:14 | pastime
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