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バスを待つ大路の春をうたがはず  石田波郷





石田波郷『初蝶』(ふらんす堂・2001年)を読んだ。石田勝彦編による、いわばベスト盤。

プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ

1冊を通して読んだあとも、この句にはやはり胸がいっぱいになる。どうしようもなく好きな句。

ほかに何句か。

秋風や夢の如くに棗の実

雷の下キャベツ抱きて走り出す

病む六人一寒灯を消すとき来



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by tenki00 | 2012-03-31 20:00 | haiku
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