カップル句 盆梅

作者の意図によらずデュエットしているような句を見つける。これ、前にもやった

読者が勝手にやっちまうカップリングと呼ぶのもいいと思う。カップル句。

  口閉ぢてアントニオ猪木盆梅へ  関悦史

  盆梅はインドのやうな響きにて  東人

前者・ 『新撰21』(2010年1月・邑書林)所収 後者・『月天』第11号(2011年10月)所収

アントニオ猪木の「ボンバイエ」は、ブラジルっぽいなと、なんとなく思っていましたが、コンゴ民主共和国のリンガラ語が語源。「奴を殺せ」という意味なんだそうです。

しかし、まあ、「盆梅へ」とは、また、なんと安易で、だからこそワンダフルな語呂合わせでしょうか。こういうバカバカしさには文句なしに惚れてしまいます。

一方、盆梅は、インドの響き。ボンベイ? ムンバイ? こちらも負けず劣らず、素晴らしい安易さ、極上のバカバカしさです。


むずかしそうな顔をせず、すらっとバカを言う。これは、成熟した作家のひとつのパターンですね。


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by tenki00 | 2011-10-12 12:00 | haiku-manyuuki
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