月光の脚

水に月光がふりそそぐ。それはそれは美しいシーンなのですが、

  月光の脚折れてゐる水面下  米岡隆文

水面を通り越して、水の中にまで射す月光に思いの到る、この句。なんと幻想的でしょう。


句意を曲解することになるかもしれませんが、このアルバムジャケットを思い出しました。
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掲句は歌句集『隆』(2011年7月・邑書林)より。他に何句か。

  朝顔は小さき湖を抱へ揺る

  水底へ傘ごと海月弾かれる

  大空に月ありわれに鏡あり

  春宵やずれて鳴るのがオルゴール

  風船の外側も内側も風


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by tenki00 | 2011-09-15 22:00 | haiku-manyuuki
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