娯楽

原典資料を探したが、見つからない。たしか権田保之助だったか、年表だったか、関東大震災直後の話。

わずか数日後には、早くも、焼け野原に仮設舞台をこしらえて、軽演劇(喜劇)を上演した当時のスターの話を読んだことがある。

娯楽は、人を励ます。


いまならテレビだろうか。しかし、どうだろう?

被災地でテレビを観ている人のことを想像できるわけではないが、東京キー局の流す震災・津波被害報道が、被災地の人を励ますようには思えない。

被災地以外の人がほしい情報を流しているようにも思えない。

(口の悪い人は民放各局のその手の番組を「災害エンターテインメント」「災害報道のワイドショー化」と呼んでいる。私もすこしそう思う)

(がんばれファクス、お悼みファクスを集め、貼りだして…という番組も一瞬目に入った。五輪と同じノリ。大災害を「イヴェント」のように演出し処理する。ある種のテレビ、ある種のチャンネルは、私たちの想像をはるかに超えて冷酷かつ愚鈍)

(災害を娯楽化することは、ここで言いたいこととまったくちがう。そうではけっしてない)

(民放各局が「輪番」制で、報道、子ども番組、お年寄り向け番組を放送すればいい、という人もいる。いいアイデアだと思う。実現はしないだろうけど)


例えばだが、あくまで例えばの話だが…

いつの日か、綾小路きみまろが被災地をまわって、いつもと同じギャグで爆笑をとる。そんなことがあれば、(テレビで見せてくれなくていい。そのことを知ったら)、きっと泣けるだろう。

そんな日が早く来ればあいいなと思う。




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by tenki00 | 2011-03-17 23:00 | pastime
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