重さの表現

ツイッターで、手榴弾はアボカドより軽いのかと思ってたというツイートがあって、ドラマや映画で、小道具の「重量感」というのは大事だな、と思いました。

このあいだ新宿で観た「冷たい熱帯魚」(園子温監督2011)は、助演のでんでん(むかしお笑い芸人さんでしたよね)が素晴らしく、ラストシーン(ラストの落としどころ)が良く、また、事件に巻き込まれていくさま(というよりも、でんでん演じるところの熱帯魚屋が、主役の熱帯魚屋を巻き込んでいくさま)が観ているこちらを話にひっぱっていってくれ、そこそこおもしろい映画でしたが、全体に雑なところも目立ちました。

その雑ってところのひとつが、耳をつまんでぶるさげる生首が、まるで提灯か何かのような「軽量感」。

よく知らないけど、頭部って、かなり重いはず(ちょっと調べると体重の8~10%、5キロくらいらしい。5キロって、かなり重い)。

映画では、わざとあまりリアルになりすぎないようにしているのかもしれませんが、生首を提灯みたいにひょいっ、では、やはり興醒め、話に入っていくのにブレーキがかかります(ブレーキのかかる部分多々)。

手榴弾も、そこそこの重さで、地面をころがってくれないと、戦争映画が、戦争ごっこ映画になってしまいます。

重さ・軽さは、わりあいきちんと見た目に現れるので、がんばってもらいたいものです。




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by tenki00 | 2011-02-18 12:09 | pastime
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