不思議なしゃべり方

ワールドカップ、現時点(準決勝のうち1試合が終わった)で、優勝は、オランダ、ドイツ、スペインに絞られました。これまで欧州以外の大会で、欧州チームが優勝したことはないそうですが、欧州チームしか残っていません。

で、どこが優勝するか、とか、そういう話ではなくて、報道記事の話。海外のスポーツ選手(とりわけ欧米の選手)の「独特」の口調が気になる、という話。

以下は、スペインのゴールキーパーの試合後コメント。
「すごくうれしいよ。苦しい勝利だった。ほかの試合で僕らはもっとうまくやったけど、今日はパラグアイが最後まで僕らを苦しめたんだ。そうなるとは思っていたよ。W杯の準々決勝になれば、簡単な相手など存在しないからだ。誰もプレゼントなんかしてくれないからね」

「ちょっとクレイジーな試合だった。後半、1分の間にそれぞれにPKがあったんだからね。(パラグアイFWオスカル・)カルドソがPKを蹴ったとき、僕はナーバスだった。計り知れない責任を感じていたんだ。でも幸いにも、セーブすることができた。これは(控えGKペペ・)レイナに捧げたい。彼はカルドソのことをよく知っていて、どこに蹴るかを教えてくれたんだ。レイナは素晴らしかったよ」
http://news.livedoor.com/article/detail/4865422/
直訳調は別としても(翻訳の巧拙という問題も置くとして)、語尾のこういう処理は、スポーツ選手のコメントに特有で、古くから変わらないような気がする。

「うれしいよ」「苦しめたんだ」「「感じていたんだ」「素晴らしかったよ」

こんなしゃべり方をする日本人はいない。こんな日本語をしゃべる外国人もいない。これは、この手の記事の中にだけ存在する日本語で、いわば「文語のなかの口語」。

野球はどうなのだろう。以下はサンケイ。マートン選手(タイガース)のコメント。
「1Aの時にはホームランダービーに出て優勝したんだ。でも試合では引っかけた当たりばかりで、みんなに笑われてしまったよ。2Aは選ばれたんだけど、(3Aに)昇格して出られなかった。3Aでは打てなかったから、合計4、5打席でヒット1本くらいかな」
http://www.sanspo.com/baseball/news/100706/bsb1007060503004-n2.htm
やっぱり同じ。

アジアやアフリカのスポーツ選手の場合、どうなのだろう。また、見ておこう。


そういえば、欧米の映画やドラマの吹き替えにも、「どこにも存在しない日本語」が。

http://www.youtube.com/watch?v=UNPZYA7xKZ4

「大丈夫かい?」「ショックだよ」「言ってるだけさ」

あんまり聞いたことがない。


ちなみに、オシム前日本代表監督語録。
http://matome.naver.jp/odai/2127717648817685301

箴言集っぽいこちらは、ふつうの語尾です。

年齢なのか、キャラ付けの事情なのか。

まあ、オシムが、「勝てたはずさ」とか「何を見ていたんだい?」とか言うと、ヘンですよね。




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by tenki00 | 2010-07-07 08:12 | pastime
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