ごはん

動き出す春あけぼのの電気釜  小久保佳世子

竈の釜なら動くわけはありませんが、電気釜なら別です。一所懸命に「動く」感じがあります。

ああ、朝食に、炊き立てのごはんが食べたくなってきました。

掲句は小久保佳世子句集『アングル』(2010年1月/金雀枝舎)より。ほかに何句か気ままに。

六月の脳より高く鉄亜鈴

月揺るるこれより観覧車の下落

唇のごとき春月生まれけり

漏電検査依頼せし夜の油蝉

怖い漫画朝の蒲団の中にあり

ダイバー消え水面に臍のごときもの
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by tenki00 | 2010-02-14 10:00 | haiku-manyuuki
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